当キッチンには、「カフェを開業したい。」「カフェを開業する予定。」という人もいます。
一番多いのは、焼き菓子のマルシェ出店ですけどね。
その他、通販専門組もいれば、委託販売組もいます。
教室をやってるせんせもいます。
ほんといろいろ。
さて、当社のカフェ経営は10年超えましたが、いろいろあった中で、カフェ経営者として今の段階で言える、独断と偏見の、偏ったリアルな意見をどうぞご賞味ください。
まずいかうまいか、は、あなたしだい。
今回は、わりとしゃべり口調ミックス。
カフェブームですが・・・
「カフェ開業を目指して、社員やアルバイトで資金を貯める。」みたいな考え方がありますよね~
実際やってる人もおるかも?
よくある質問というか考え方。
間違いとは思わんけど、「ほな、何年かけて、なんぼ貯めて、いつやるの?」と。
「今から3年とか?」
タピオカとまではいかないまでも、カフェもゆるやかなブームが続いてます。
ブームは必ず冷めます。
世の中の変化って早いでしょ?
3年後「カフェやる!」とか言うたときに、「今さら?やめといたほうがええで。タピオカやパンケーキの二の舞いやで。」みたいな話になる可能性もゼロではない。
カフェ開業ブームは、3年後も続いてるかもしれんし終わってるかもしれん。
豊中とか、そこらへんに、ポコポコカフェができてるらしいで。
しらんけど。
ほんまに開業したいなら
ほんまにカフェを開業したいなら、すぐやったらええやん。
「鉄は熱いうちに打て」ということわざの通り。
カフェの元スタッフも今店舗の工事中。
オープンは10月とか?
「でも、資金が、、、」(できない理由、行動しない理由な)
資金は借りる!
以上!
秒で終わる話。
日本政策金融公庫という親切なサービスがあります。
彼らの仕事は「お金を貸すこと。」
なので、お金を借りに行くといのは、彼らの仕事を創出する素敵な行為なんですよ。
公庫「お~~~今日もまたひとり、借りに来てくれた!うれすぃ~(*´ω`*)」なんです。
「なんぼ借りたい?」
「300万・・・」
「いいねぇ~。喜んで貸しましょう!」(※そんな言い方はしない。)
「なんやったら500万とかいっとかへん?😀銀行残高、いっきに増えまっせ~?( ̄ー ̄)ニヤリ」(※これは冗談)
何年も汗水垂らして貯金するよりも借りたら秒で資金ゲット。
なんで借りへんの~?って感じ。
廃業したら結局同じなんですけど?
借りたものは返さなあかんのは当然。
もし、「返せない。」という事態に陥った場合。
廃業やな。
もし、これが自己資金であっても、資金が底をついた時点で廃業。
結果いっしょやん。
借り入れの場合、返さなあかんから、また働く。
自己資金が底をついて廃業した場合も、また働く。
結局、同じちゃう?
それやったら、今すぐ始められる「借り入れ」を選択するほうが楽ちゃいまっか?という話。
苦労したいんやったら、苦労して資金貯めてくれたらええと思うけどね。
借り入れがオススメな理由
「しゃっきん」ちゃうよ「かりいれ」な。
生活が苦しいから変なところから生活費を借りるのは「しゃっきん。」
事業のために銀行や公庫から借りるのは「かりいれ」
借りてるのは同じやけど、内容が全く違うんで、混同したらあきまてーん。
さて、借り入れがオススメなのは、返済プランが、けっこうゆるい感じなんよ。
例えば、2023年に300万借りました。
「5年(60ヶ月)で返します。」という場合は、単純計算で、月々5万円。
「開業して、その月から5万円返す。」ってめちゃくちゃしんどいんですわ。
そこは、親切な公庫さま。
「2年後からでええよ~。」みたいなプランがあるんですわ。
なので2年間頑張って、毎月5万円返せる体制を作ったらええわけ。
2年あったら、なんとかなるもんですわ。
でも、「まだ返す時期は先やし。」と余裕こいてたら、ちょっとキツイので、頑張りましょう。
勉強なんか、いらんいらん。
弁護士の資格を取りたいので勉強する。
そらそうでしょう。
勉強せな資格とれません。
でも、カフェの開業なんて、「開業前」に勉強することなんて、いうほどないですね。
開業して、「走りながら必要なことを勉強する。」という感じでオッケー。
「勉強」は絶対必要ですよ。
でも、開業前に、資格試験のように、勉強に時間と労力をつぎ込むようなことは、ちょっとバカげてる感じですな。
要は、来てくれたお客さんが「おいしすぃ~(*´ェ`*)」とか「たのすぃ~(*´ω`*)」とか思ってくれて「また来たい!」と思ってもらうのが、店主の最大の仕事。
なので、なんぼこだわって焼き菓子作っても、うんちくを語れるほど知識があっても、それは、お客さんにとってはどーでもいいこと。
お客さんが満足して、また来てくれたら100点満点。
まあ、「それが一番むずかしいとこ」やねんけどねぇ~┐(´д`)┌
逆に言うと、そこが、勉強すべきとこ!
テストに出るとこだけ押さえよう
学生時代、テストありましたよね。
教科書から全部出た?
一部だけよね?
そうなんです。
カフェ開業なんて、まず開業して、「テストに出るとこだけ要領よく勉強して回答したら、しまい。」以上。
今は少ないけど「簿記を勉強せな。」とか言う人もおったんですが、いやいやいや~
カフェの経営は、小中学校で習う足し算引き算、掛け算割り算。
これができたらOK。
微分積分、確率統計とか不要。
実際の計算はiPadやパソコンとかがやってくれるんで、算数できひんでもええけど、、、
ただ、1000円ー1500円はマイナス500円。
「マイナスやん。これではアカン。」と思う判断能力はマストでございます。
これがお勤めの場合、会社にマイナスが出ていても、なんの危機感も感じへんのですわ。
なぜなら、自分の財布ちゃうから。
「パートのオバちゃんがレジから1万円くすねた。」という事件が発生しても、経営者でなかったら痛くも痒くもないわね。
でも、カフェを自分で開業するなら、自分の財布の中の話なんで痛みはダイレクトよ。
「もっと詳しくおせーてくれや!」
という方は、見学がオススメ。