今、宝塚のメンバーさんが自宅の空き室を使って菓子製造許可付きキッチンの開業に向けて動いています。
「自宅に工房を作りたい!」って人は多いんですが、ほとんどの人が「難しいこと」みたいに思ってますね。
菓子製造の許可を取るために必須なのは3つです。
大きな条件は3つだけ
1.自宅の生活空間とは仕切りで分かれていること
2.二槽式など都道府県の定めるシンクがあること
3.床に排水穴があること
この3つを満たせば、あとは何でも良いんです。
細かい条件としては、蛇口がレバー式とか、風通しがいいこと(換気扇は必ずしも不要)そういった条件があるだけです。
作業台、放冷台、包装台も必要ですが、折りたたみ式の安いテーブルとかで全然OKなんです。
それらを用意して保健所に見てもらったら許可証はとれます。
保険所のチェックは1分
1分はウソ。
一瞬という話。
保健所のかかりの人も、新しくできたキッチンや工房にきて、数分条件を満たしているかチェックするだけです。
秒で終わる感じ。
京都の米粉シフォンのお店のように、自宅敷地内に小屋を建てて、テイクアウトの工房にするのも同じ。
許可の取れる条件を満たすだけ。
後はお金の問題ですね。
「小屋を建てて~」となると2、300万円はかかると思いますが、自宅の空き部屋を工房に改造する場合は30万円~(設備の工事)くらいでできます。
あとは、オーブンやボウル、ミキサー(ブレンダー)などの備品を揃えるだけ。
エアコンのない部屋を借りて、業者に有料でエアコンつけてもらって、「さあ住もうか。」みたいなノリですな。
ちょっと面倒くさい話
聞いた話で確認はしていないこととして、例えば、京都の場合は「3槽シンクが必要」とか、九州のどこかの市では、「客席とキッチンのしきりは、床から天井までの壁でないといけない。(飲食店営業許可)」とか。
都道府県によってルールがちゃうんですわ。
┐(´д`)┌
そういうのを聞いていると大阪市は超ゆるいのかと思ってしまうけどね。
ちなみに、キッチンカーの許可を取る場合は、「大阪南部の市(F市やったかな?)がゆるい。」といううわさで、キッチンカーを始める人は、わざわざ、そこまで行って許可とってます。
キッチンカーの場合は、どこの市で許可取っても「大阪府下での営業許可」になります。
貯金不要。今すぐ工房作ろう。
「将来工房を作りたい。」という方で、「お金を貯めなければ。」みたいなことを言います。
もちろん、3年後とか5年後って決めてる場合は計画どおりやればいいと思います。
が、今回の宝塚の方のように「今すぐやりたい!」場合は、借りれば一発解決!
日本政策金融公庫ってところで借り入れをします。
借金ちゃいますよ。
借金と借り入れは別物です。
いわゆる借金は、生活苦とかギャンブルで・・・とかで、生活費を助けてもらうのが目的ですからね。
意味がぜんぜんちゃいますよね?
事業を始めるための「カリイレ」で「シャッキン」ではないんです。