「初めてマルシェに出店するけど、何作ったらええの?」
よく聞かれること。
「何作ったらええの?」ということは、裏を返せば「わたしはこの焼き菓子で行く!というのが決まっていないということ。
となれば、おすすめは、そのマルシェで売れやすい焼き菓子を作るということ。
マルシェは多種多様
毎週のように各地で開催されるマルシェやイベントやフェスティバル。
人の性格が全員違うように、マルシェも全部内容が違う。
「ヴィーガン」というテーマに絞ったものから、「ただの縁日やん。マルシェとか言うなよ。」というものまで。
また、ロハスフェスタのような何十万人も来場するよううなモンスター級のイベントから、一軒家の中で開催されるようなアットホーム級のイベントまで。
とにかく種類が多すぎて、名付けようなし。
マルシェの性格は来場者を見る
主催者が、どんなテーマを設定しようが、来場者を見たら、そのイベントの性格は一発で判明。
いわゆる、客層ね。
主催者として、「健康を意識したサステナブルでおしゃれなイベント」とテーマを決めても、フタ開けてみたら来場者のほとんどは「ピックニックのふぁみりばっかりやーん。」みたいな。
なので、マルシェのテーマよりも客層を見ることが大事。
客層が喜ぶ焼き菓子
もうおわかりかと思うけど、「焼き菓子何作ったらええの?」の答えは「来ている来場者が喜ぶ焼き菓子。」ということ。
言い方悪いけど、来場者が食いつくようなお菓子やパンということ。
ファミリーが多いイベントなら「子供が食いつく。」「子供を持つお母さんが食いつく。」
そんな条件に合うお菓子を提供する。
何作ったらええかわからんときは、その考え方でやってみてちょ。
だから下見
とにかく、どこのマルシェでもいいんで下見や視察してください。
客としてきゃっきゃと買い物してたらあかんよ。
見るのは、客層や店舗の種類、売られているものなど。
出店者目線でジロジロ見る。
何なら、ディスプレイがめっちゃうまい店舗とか、什器の使い方や看板の工夫などのびっくりアイデアとかもあるんで、その辺も盗んで帰る。
さらには、良さそうなものがあれば買ってみて、おいしければ、客を装ってレシピを聞き出す。
レシピに著作権はないので、同じものをよそで販売してもまったく問題ございません。
まあ、そんなふうなスパイ活動として、いろんなイベントに潜入するのも、なかなか乙でございますよ。
引き出しはたくさん
となると、いろんなタイプのところに出店できるよう「引き出しはいっぱいあったほうが良いよね?」と聞かれることも。
たしかに、引き出しは多いほうがええと思うけど、あとは時間の兼ね合いでしょうな。
なんぼでも時間あるんやったら無限に引き出し作るのめざしてくれたらええけど、ある程度絞ってやるのが効率的でしょうな。
ジャンルを絞ると、出店すべきマルシェ、捨てるマルシェと分かれるので。
計画も立てやすくなる。