「カフェを開業したい。」
「パン屋さんを開業したい。」
「お菓子屋さんを開業したい。」
当キッチンでは、そんな人たちがどんどんやって来ては、開業相談の日々。
今日は余談。
でも、頭の片隅に置いといた方が良いこといろいろ。
開業時に動くもの
開業のために動き出すと、連動して他にも動くものあり。
そのひとつがお金。
物件を借りるのにも、設備を買うのにもお金がかかる。
実は、それ以外、業種によってはいろんな手続き必要になることも。
例えば、役所への各種届出。
自分でやっても良いし、時間がない場合は専門家に頼むこともある。
と言うことで、どこでニオイを嗅ぎつけたのか、行政書士や司法書士と言った資格を持つ人がちかよってくることもある。
詐欺師ではないけど、呼んでもないのに、どこからか現れて「仕事くれ」という雰囲気がキモイな。
カフェ・コンサル名乗る男
先日の男性(夫婦でパン屋さんを開業したい。)の相談の中で、「コーヒーも教えてくれるんですか?」と。
「コーヒーなんてちょー簡単。youtubeにたっぷり情報出てるで、そっち見てください。」
以上。
要は、経験や知識の有無は関係なく、お客さんが「おいしい」と言ってくれるコーヒーを出せたらそれでOK。
もちろん、研究家のようにコーヒーの世界を追求するのは自由。
でも、追求したところで、「お客さんが増えるのか?」「お客さんが喜ぶのか?」というとね。
あと、ラテアートは別。
センスがいるし練習も必要。
当社のカフェで「3年も」働いていた男子大学生は、最後までラテアートをお客さんに提供する許可が降りなかったのよね。
話それたけど、「カフェを開業する」と言うとき、コーヒーのプロと名乗る人間が「コンサルしてあげる」と近寄ってくることもある。
上記の通り、コーヒーに関するお勉強材料はネットに溢れかえってるので、コーヒーのコンサルは用済み。
インスタ運用プロと名乗る若者
お店忙しくてしっかりSNS運用ができない人のための運用代行。
そんな仕事をしている人もおる。
お店開業の情報を聞きつけ売り込みにくる。
大きな企業ともなれば、インスタ運用をほかの会社に丸投げすることも、よくあるので「SNS運用代行」自体はわるいものではない。
ただ、実力ね。
それと、「個人」で運用代行している場合は、ちょっと危険。
突然連絡が取れなくなったり、女性なら「結婚するので続けられません。」とか。
個人に頼むのは不安定要素が満載。
古代グルメサイト
結論から言うと、グルメサイトからの営業電話なり、飛び込み営業なりは、秒で追い返す。
グルメサイトが強い時期もあったけど、今は昔。
もはや廃墟のような存在。
全部が全部ちゃうけど。
そんな落ち目のグルメサイトの営業マン。
会社自体が落ち目なので、当然優秀な人材などいようはずもなく。
その時代に効果のある宣伝手段、集客手段に集中しましょう。
Gやミッキー専門
飲食店にはGやミッキーはつきもの。
先日スケルトン物件を内見に行ったときも、いきなりミッキーがお出迎え。
生命力あふれるヤツらは、ときに悩みの種となることも。
そこで登場するのが専門業者。
これは、ほんまに困った時だけで良いし、Gに関しては、業者いれずに撃退できる方法がなんぼでもある。(※詳しくはググろう。)
ミッキーは手強いので、チューチュー見舞われたら業者は要検討。
マット
マットのレンタル業者。
マットの掃除不要。
ほったらかしで勝手に取り替えてくれるやつ。
自分でやるのが面倒なら使うと良いけど、出費を押さえたい場合は自前がいいよね。
店内写真
「Googleマップに写真載せませんか。」と言う売り文句で忍び寄る。
取材商法(←これも要注意)のように、まるで「Googleから直接電話してます。」みたいな詐欺風味の言い方。
開業するジャンルによっては電話番号は載せない方が良い。
開業当初はお客さんからよりも業者からの営業電話が多いかもね。