これはお金もろたらあかん。一発でお客さんを失う可能性・・・

いい季節になってきたので、各地でいろんなマルシェがどんどん開催されていますね~

マルシェに数回でも出店した人ならわかると思いますが、お客さんの年齢層は全体的に高めです。

高校生や大学生などが「わーい」と集まってくるような場所ではないです。(一部そういう若い人向けのもあるかもしれんけど。)

店もお客さんも「こだわり」

ほとんどのマルシェは手作りアクセサリーをはじめ、個人作家さんの出店が多いです。

そのことをわかっているお客さんが来ます。

要するに、お客さんもこだわりがあって、「この人の作る帽子が好き。毎回新作が楽しみ。」「新しいのをオーダーするために来た。」とか、そんな感じなんですよね。

もちろん、お客さん全員ちゃいますよ。

そう言った人が多い傾向があるのがマルシェです。

出店しているお店も大半は、何かしらのこだわりがあります。

ディスプレイ見ただけで、一瞬でこだわりがあることがわかる店舗さんなんか、通る人通る人立ち止まりますからね。

おばちゃん2人組のグチが

先日マルシェに出店していた時のこと。

当店のテント前をしゃべりながら歩くお姉さま2人の会話が耳に入ってきました。

「(◯◯のマルシェ初めて行ったけど、)何あれ。△△△△とか□□□□のお店ばっかりやん。あたしら、そう言うのいらんから、マルシェに来てんのに。

どこのマルシェかまでは覚えてないんですが、言い換えると「わたしら、【こだわりの商品】を楽しみにきてるのに、なんで【普通の商品】とか売ってんの。ほんま残念やわ。しょーもなぁ~。二度とくるかボケ(とまでは言うてない。)」ということなんですね。

※△△△△、□□□□は、そっち系でご商売されている人たちの名誉のために伏せています。

確かに、その通り。

マルシェによっては、主催者も、そこを気づかって、一般ウケするようなありふれた商材や、市販品をそのまんま販売するのはNGにしているところもあります。

ただ、主催者も出店者を集めないといけないんで、「背に腹はかえられぬ。」かもしれません・・・(あの最大級のイベントも、「テーマそれてるやん。」みたいな出店者が多いのが悩みとか。)

ありふれた商品ばかりを誘致してしまうと、そのマルシェのイメージが落ちるので、なかなか大変ですね。

「あのマルシェはおもろい商品とか全然ないでぇ~。行っても無駄やで。やめときぃ~」とか噂されたら終わりですからね。

汗かきは売ったらあかんやろ

先月マルシェデビューしたメンバーさんを激励に行ったとき、ちょうど昼時でお腹空いたんで、ご飯ものを買いました。(具体名は名誉のために・・・)

気温は暑くもなく寒くもなく。

でも、いい天気で、直射日光にあたっていると日焼けしそうなくらいの日差しでした。

こう言う時は、個包装したお菓子も、食品も、包装の内側に汗をかきます。

結露です。

メンバーさんのお菓子も案の定この状態。

メンバーさんは、テーブルにはサンプルを置いておいて、「売れた商品は、うしろのストックから出す。」という定番の対策に切り替えていました。(大正解!)

しかし、残念ながら、ごはん屋さんは、汗まみれのご飯をそのまんま売ってました。

「米使ったご飯やしおいしいのは間違いないわな。」という思い込みも無惨に、海苔べちゃべちゃのドロドロ・・・

これは「ごはんですよ」ですか?

「いや〜〜これは1円でもお金もらったらあかんやろ!」

と思いましたね。

家庭で作るお弁当やったら食べれるけど、商品としては完全アウト。

食のプロとしては失格ですな・・・┐(´д`)┌

食べるのはお客さんなんで!

キッチンメンバーさんは、「お菓子作りが大好き。」という方ばかりです。

そこにプラスして「食べるのはお客さん。」という意識もめちゃくちゃ重要になってきます。

「当たり前やん!何言うてんの?アホちゃうか?」て言われるかもしれません。

キッチンのメンバーさんは意識が高いので、こんなことは今さら言う必要もないでしょう。

でもね、マルシェに出店していた、その知らないご飯屋さん。

「お客さんが食べること。」を意識してたら、汗かき飯なんか販売しないですよ。

「汗かいて味落ちてるんで、もう無料で配ってます。」とかならアリです。

ラーメン屋でもイタリアンでも、お客さんに一番美味しい状態」で食べてもらうためのタイミングを計算して作って提供しています。

当たり前の中の当たり前。

これは食に関してはすべて言えることでしょう。

そういう意識があれば、たとえ100円でも、汗かいてべちゃべちゃの海苔付きごはんとか売ったらあかんって思うんですよね。(商品名「べちゃべちゃ海苔のご飯」であればOK。)

作ることを楽しむと同時に、お客さんに、おいしく食べてもらって幸せになってもらうことを最大限意識して、製造と販売に臨まないといけないと思います。

ちなみに、当店ではコーヒーを提供していますが、一番美味しく飲めるベストな温度で提供しています。

でも、ひとくち飲んだあと、ずっと喋って飲み時を逃すお客さんとかもいますが、これは自己責任です。

「ぬるいやん。」とか言われても、「知らんがな。」です。

最恐のクレーマーに注意

メンバーさんが豊中の緑地公園で開催されたマルシェに出店した際、目の前の店舗のオッサンが怒鳴り込んできたそうです。

客ではないですが、難癖つけて(理不尽な)クレームをしてきたわけです。

女性にとって、怒鳴り込んでくるオッサンほど怖い生物はいないと思います。

「本当に怖かった・・・(TдT)」と言っていました。(そりゃそうでしょう・・・)

オッサンも相手が女性なんでナメて怒鳴り込んできたわけです。

こっちがオッサンやったら絶対に怒鳴り込んでくることはないですからね。

ほんま、しょーもないオッサンやわ。

さて、実は、そんなキチガイ・オッサンより怖いクレーマーが「サイレントクレーマー」です。

上記のように、マルシェで買ったご飯、「これないわ~」って思いましたし、そのお店を、次見かけることがあっても100%買うことはないです。

汗かき問題がなかったとしても、そのプロ意識の低さに不合格判定出してるので完全除外です。

このように、お店に直接クレームすることなく、自分のなかで「ないわ~」と思って、黙って次から一切利用しない人をサイレントクレーマーって言います。

逆に、直接クレームしてきたり、意見してくれるお客さんは、ある意味超優良なお客さんなんです。

怖いのは、不満があっても、黙って「次はない。」と決めてしまうお客さんです。

サイレントですから、その声を集める手段すらないので、おそろしいんです。
((((( ;゚Д゚)))))

汗(結露)のしくみを理解しよう

窓の結露を経験した人も多いと思います。

その時の状況を思い浮かべてください。

「部屋の中あったかい」→「外寒い」

これが結露ができる仕組みです。

つまり、外の気温に対して個包装したお菓子の中が暖かくなると結露してしまいます。

冬場であっても、太陽光があたると密封されているお菓子の包装内の温度が上がるわけです。

これから温かいシーズンになるから大丈夫と思うかもしれませんがNOです。

室内開催されるマルシェでは、エアコンがガンガンに効いていることもありますよ~

そうなると、自宅で保管していたお菓子の内の温度と会場の温度差で結露発生!

チーン(-人-)

ということもありえます。

実際、メンバーさんが2月に枚方のTSUTAYA出店する際、「自宅で保管していたお菓子を外に持ち出した瞬間に汗をかいた。」と言っていました。

つまり、自宅で保管するにしても、温度管理を気にしていないと、持ち出した段階でアウト~になる恐れもあります。

温度差要注意!