美容室さんで焼菓子販売(委託販売)の手順

2024年活動開始のキッチンメンバーさんから相談があったので、ざっくりと。

相談内容:「美容室で焼菓子を販売してもらうことになった。そんなにぽんぽん売れるとは思えないので、最初は冷凍で納品しようと思う。冷凍したものは、自分で運ぶのが良いかクール便で送るのが良いか?」

ということ。

焼き菓子の冷凍について

当キッチンには冷凍庫がありますので、製造したものを冷凍庫に放り込む。

これで冷凍は完成します。

冷凍した焼き菓子を美容室に納品するため、自分で持っていくか?クール宅急便を使うか?

これはどちらでもOKですが、最初は自分で持っていったほうが良いと思います。(持っていける距離なら。)

美容室は、キッチンから1時間くらいの場所と、じゃっかん遠い感じがありますが、最初は持っていくのが良いでしょうね。

売場づくり

美容室で焼菓子を販売してもらうケースもいろいろあって、「今回はお店に置いて売ってもらう。」というパターン。

美容室側が「商品だけ置いて行って。(あとは売るから。)」と言ってくれたら、その通りにすればOKです。

いわゆる丸投げね。

でも、そういう話がない場合は、焼菓子作りの人が売り場を作る必要があります。

美容室側と相談しながら、どこに、どのような什器で、どのような見せ方で、といったことを決めていきます。

値札やポップ作り

マルシェなど、焼き菓子の作り手本人が販売に当たる場合は、接客ができます。

でも、焼き菓子ちゃんだけの出張の場合、美容室の人の本業はチョキチョキなので、「積極的にお菓子を売ってくれ。」というのは、ちょっとキツね。

そこで活躍するのがポップや値札、そしてパッケージデザインなどが、あなたの営業力の代わりになってくれます。

なので、ポップやパッケージ・デザイン次第で売れ方もガラリと変わります。

「え?デザインで?そうなん?」

世の中で売られているもの見てください。

たいしておいしくもないのに、パッケージのデザインだけで売れてる商品ってけっこうあるのよね。

失敗パターンは決まってる

委託販売でダメなパターンがあります。

それは、

(1)わたし「作った。納品した。」

(2)美容室「空いてる棚などの置きました。」

以上。

形的には委託販売が成立してますが、「納品しました。置きました。以上。」のパターンは、1回ポッキリで終わります。

続かないです。

しかも、関係性も悪くなりますね~
┐(´д`)┌

心込めて作った焼き菓子も、賞味期限をゆうゆう突破して残念なゴールインです。

作り手の情熱と美容室側の協力度合いによって、焼き菓子たちが喜ぶか悲しむかが決まります。

繰り返すけど、美容室はチョキチョキが本業なので、「ワタシの焼き菓子売ってくれ~」というのはお門違いでございます。

せっかくの好意にしっかり応えたいですね。

美容室は焼き菓子と相性バツグン

以前、高槻市(大阪府)の美容室でポップアップで出店した人がいました。

その時も遊びにいったんですが、まぁ~人気。

お客さんはもちろんですが、美容師さんも、お客さんなわけで完売御礼。

何回か出店してたけど、毎回大忙し。

美容室と焼き菓子やコーヒー、紅茶は、すんごく相性が良いですよ~。

もし、よく行く仲の良い美容室があれば、いちど声かけてもいいかもね。

いわゆる「営業」ですが、営業っぽくないんで、意外に委託販売として入りやすいですよ~。