「自分らしさを出した焼き菓子を売っていきたい。」
「と思うんですが、どう思いますか?」とは聞かれてないけど、この「自分らしさ」
実は、使い方によってはビミョー。
ファッションに自分らしさを出す。
オッケー。
自分らしさを出した絵を描いてみた。
オッケー。
自分らしい生き方。
オッケー。
自分らしさを出した接客。
ん?
ちょっと待った!
接客やで?
あなたにとっての「自分らしい接客」=「いつでも、誰とでも気さくに、笑顔でしゃべれる。」
オッケー。
「あなたの自分らしさ」=「人見知りで、しばしば無愛想と言われ、話し下手。」
あかんのんちゃう?
そう。
お客さん相手の場合、自分らしさを出していいかどうかは、よぉ〜く考えたほうが良い。
お菓子作りのシーンで考えてみよう。
「わたしは激辛大好き。カイエンペッパーをたっぷり練り込んだ激辛マフィンを作って売りたいわ。激辛こそ私らしさ❤️」
それ、売れる?
激辛好きはおるにはおるけど、あまりにマニアックすぎる。
という話。
極端な例やけど。
「私らしさ」がお客さんに気に入られたら商品は売れるけど、そうでない場合は、ね・・・
何をもって「自分らしさ」なのかは人によって違うとは思うけど、あなたの自分らしさ、お客さんに喜ばれるかしら?支持してくれる人はいるかしら?
そこはちょっと考えたい。