起業家と企業家や社長、経営者の違いがわからない。

と若い子の素朴な疑問。

日本語はややこしいな。

料理研究家

料理研究家の「家」に注目。

「家」には、ハウス(おうち)の意味もあるけど、別の意味でで

「何かのテーマに特化して取り組む人」みたいな意味もある。

なので、起業家とは「業」を「起こす」ことをメインに活動する人のこと。

「業」はビジネスのこと。

つまり、ビジネスを作る人のことを起業家という。

起業家

例えば、起業家と名乗る人が、

2017年、ラーメン屋を開業。

2018年、家具屋さんを開業。

2019年、プログラミング会社を設立

2020年、PCR検査場をオープン。

2021年、運転代行会社設立。

2024年、リフォーム会社を設立。

いろんなビジネスを作ってるので、まさに起業家。

さて、「お菓子やパンの販売をしている。」

それだけで「起業家」と言えるか?

間違いではないし、名乗るのは自由やけど、日本語の意味を知らないと思われるので、ちょっと避けた方が良いな。

企業家

起業してそのビジネスを自分で経営している人のこと。

ラーメン屋を開業して自分で切り盛りしてる場合は企業家と言える。

ただ、飲食店の場合は、オーナーと言うことが一般的。

社長

会社の代表のこと。

社の長。

まんま。

「シャッチョ、カワイイ子イッパイ。ノミホーダイ3,000エン。ドウ?」

と言う誤用もある。

日本語は素晴らしい。

経営者

文字通り経営する者。

社長が経営者とは限らない。

奥さんが社長で旦那さんの肩書は専務。

実質的な経営は旦那さんの場合、旦那さんが経営者ということ。

奥さんは肩書きだけ。

実業家

実業とは、農業や漁業、工場など「リアル」で「物理的なモノ」を中心に仕事をする人のこと。

これもあまり使わへんな。

これの逆は、プログラミングとはホームページ制作とか。

形のないものをビジネスにしている場合、虚業と言う言い方をすることもある。

ことば

どこかに書いたけど、言葉を変えるだけで急にモノが売れ出すことはよくあること。

たいていの人は、国語は高校ぐらいまでかな。

その後、国語を勉強してない場合は、高校卒業時の成績止まりということ。

日本語はややこしいし、言葉も多いけど、知れば知るほど、販売のための武器が手に入る感じ。

「この言葉がハマるんか!なるほど!」

文法とか四字熟語とかコトワザとかはいらんけど、語彙増やすだけで、全然違ってくるので、社会人になっても国語の勉強はオススメよ。