「ビジネスモデル」なんて難しい言葉があります。
簡単に言えば「ビジネスとして成り立たせる方法」という意味です。
焼き菓子販売に関わらず、世の中には2つの方法しか存在しません。
それは、「売ってそれきり」と「繰り返し買ってもらう。」
一期一会モデル
一期一会的な「売ってそれっきり」。
マルシェ販売などでは、お客さんの顔を見たりお話することがあっても、買ってくれたお客さんのお名前も住所もわからない。
買ってもらったらそれでおしまいです。
でも、「買ってくれる」こと自体、とてもありがたいことですけどね。
このような一期一会で販売するのもひとつの方法です。
当店も毎月マルシェに出店していますが、一期一会的でもありますが、店舗の宣伝を兼ねているので、後日お客さんが来店してくれることもあります。
ファン化モデル
それに対し、自分の作った焼き菓子やパンのファンになってもらって、2回目、3回目と繰り返して買ってもらうのがファン化モデル。
「リピートビジネス」なんて言いますが、このモデルを想定して販売していると、長く活動すればするほどお客さんがついてきます。
結果的に、販売業も安定してきます。
当キッチンとしても、おすすめはこちらのファン化モデル販売の方法です。
どんどんお客さんを増やして、「もうおたくのキッチンは使わへん。自分の工房作るねん。」
そんな話がどんどん出てくると、嬉しい限りです。
自分の工房を作ることになった場合、物件探しから、内装工事などのアドバイスとか喜んでやりまっせぇ~!ヽ(^o^)丿(今のところ)
ファンになってもらうしくみ作り
「ファンになってもらうしくみ」というものがあります。
そのしくみを使って、ファンをコツコツ増やしていきます。
最初のうちは、1人2人という感じですが、時間とともにぐいっと増えることも出てきます。
そういったファンをゲットする「しくみ」は、たくさん種類があります。
例えば、いろいろなお店でやっているポイントカードもそのひとつです。
「10個貯まったらスコーン1個無料!」みたいなやつです。
ポイントカードを作って、1つスタンプを押してもらうと空欄が9個になります。
人間心理として埋めたくなるんですよねぇ~(*´ω`*)
人にもよりますが。
そうやって、「また来てもらいやすいよう仕組む」のが、リピートビジネスのしくみです。
いきなり「ファンになってください!」と言っても無駄です。
ファンになってもらうためには接触回数が重要です。
最低3回は買ってもらう、かつ満足してもらう、というステップを経る必要があります。(目安ですよ~)
なお、リピーター対策のひとつポイントカードなどはありふれていて、正直あまり効果は期待できないすけどね。
他の方法などを組み合わせてファンをどんどん増やしていきましょう。
定期的&継続的
「継続は力なり」と言うように、ファンを獲得するためには定期的な活動を継続していく必要があります。
これがめちゃくちゃ重要で、なかなか大変。
最近お話したメンバーさんは、初めてのマルシェ出店が、あまりにも忙しすぎて、「マルシェ出店はちょっとどうするか考えますわ・・・(T_T)」と言っていました。
たまたま、そういったマルシェにヒットすることもあります。
マルシェもいろいろ出店してみて、時間的にも体力的にも継続が難しそうなら、通販や委託販売など、他の方法を検討するのも良いでしょう。
ちなみに、そのメンバーさんは委託販売(店舗)の依頼を受けて、「そっちメインにしよか?」と検討中とのこと。
委託販売も、同じお客さん(店舗)が継続して買ってれたり、販売してくれたりします。
この場合、委託先の店舗さんは、「ファン」というより「顧客」という言い方をします。
委託先で購入してくれた個人のお客さんについては情報が得られないのはデメリットといえばデメリットですが、委託先(店舗)が継続して売ってくれていたら立派なビジネスになっていきます。
焼き菓子はファンが付きやすい
焼き菓子作りの人をたくさん見てきましたが、わりとファンが付きやすいビジネスだと言えます。
また、キッチンのメンバーさんの作ったベーグルの写真を載せて「ほんとおいしい!◯◯ちゃん(メンバーさん)のファン!」など、「ファン」を公言するような人もいます。
それを見た人は「ファンになるほど良いもの作っているのか。」と気になりますよね。
そうやってファンができていったり、販売を拡大していったりします。
世の中、作る側の人と食べる側の人がいます。
食べる専門の人は、自分の好みのお菓子やパンを作る人を待っています。
デビューを待ちわびられている作る側の人もたくさんいますね。
とっととデビューしちゃいましょう!
怪しいキッチン
当キッチンでは、焼き菓子やパン作り(その他のお菓子)を自分のビジネスにしていきたい人を応援しています。
マルシェ出店のためのアドバイスから、ラベル作りやパッケージ作り、ネット販売の方法、今回のようなファンを作るための仕組みづくりなど、無料でアドバイスしています。
また、販路拡大のための各種アイデアもあるので、今後メンバー限定記事などでお知らせしていきますネ(^_-)
という感じでやっているので、見学に来られた方によく「親切すぎて怪しい。」「この内容でこのやすさ?怪しいわぁ~。」とか「変なキッチンですね!」と言われます。
そうなんです。
ヘンなんです。
怪しいんです(笑)