お菓子作りの人が販売を始める時は「中の人」と「外の人」行ったり来たり。

販売業をする人の基本のキ。

中の人、外の人を行ったり来たりしよう。

以前、財布やカバンのメーカーさんと話をした時。

「そう。束【たば】入れね。」

「は?『たば入れ』って何?」と聞いたところ、長財布のことと判明。

「『たば入れ』は業界の専門用語で、一般人は知らない。

もしメーカーさんが、マルシェに出店して「たばいれ、いかがっすかぁ〜」と叫んでも、会場を歩く人にはなんのことやらワケワカメ。

もちろん見たらわかるけど、音だけだとわからん。

お菓子作り&販売の人も、これに近いミスをしていることがある。

例えば、家族連れで賑わう郊外の府営公園で開催されるマルシェ。

出品したのは、以下の通り。

  • ガレット・ブルトンヌ
  • ラングドシャ
  • ババ・オ・ラム
  • パート・ド・フリュイ

など。

フランスのお菓子を中心に作ってる人なら、知ってて当たり前、知らんかったらアホちゃうかレベル、みたいな。

でも、一般の人は、普通は知らないよね〜、と言うやつ。

つまり、あなたはよく知っていても、「一般の人はどうなんやろ?」と、いったん「外の人」になって考えるのが重要、と言うことですな。

おっさんは、ほんの数年前まで「カヌレ」「フロランタン」さえ知らなんだ。

もちろん、私の作るお菓子の名前も味も知ってる人だけが買ってくれたらええ。

そんな方針ならそれでオケ🙆‍♀️

そのかわり、マーケット(ターゲット数)は、ぐんと小さくなるよ〜という話。

このように、焼き菓子を作る、そして「売る」と言うときは、「中の人」と「外の人」を行ったり来たりしながら、自分や自分のお菓子が客観的にどう見えてるのか?

そんなことを日々チェックしながら、販売スキルを磨いて行こう。💨