「売れ残り」というと聞こえが悪いけど。
マルシェとか実店舗販売で、「あ~残ってもおたぁ~。破棄か?」というとき、値下げしてでも「さばいてしまいたい。」
そう思うのは、みな同じ。
ミートゥーよ。
さて、値下げについては、結論を言うとケース・バイ・ケースです。
重要なので、繰り返します。
ケース・バイ・ケースでございま
値下げ一切なしの理由
「値下げするとブランド価値が下がる。」
聞いたことあると思います。
そうなんです。
シーズン終わったデザインのヴィトンやエルメスが3COINSに並ぶ。
みたいなイメージ。
ちょっと待ったら300円で買えるやん。
となると、まっとうな値段で買う人が減る。
というか、トップブランドはまっとうな値段で買ってくれるお客さんをターゲットにしている。
なので、「安く欲しい。」という人はお客さんとは考えていないのね。
だから値下げしない。
これは顧客を選んでいるということ。
\_(・ω・`)ココ重要!
お客さん選んでますか?
値下げで売りまくれ!
マルシェ出店している人で、「閉店間際に安売りで全部さばく。」という人もいます。
これも全然アリ。
彼女は3、4ヶ月に1回くらいの出店なので、失礼ながら、お店としては認知されていない。
なので、高く売ろうが安く売ろうが、心込めて作ったお菓子が全部捌けたらハッピー。
そんなスタンスなんですね。
なんの問題もない。
当店の場合
滋賀県のブランチ大津京(商業施設)で開催されたマルシェに出店したとき、まあまあ売れ残ったことがあったのね・・・(ブランチ大津京→めっちゃえとこ!)
その時やったのは、ほかの出店者に配って回った。
一般のお客さんに安売りするのではなく、同じく出店している店舗さんに、「よかったらどうぞ。」とタダで配ったんです。
これはスタッフの女の子が自発的にやったことですが、ナイスアイデアですよね。
販売中は、お隣の店舗さんとコミュニケーションとることはあっても、別の箇所の店舗さんとか話することすらない。
でも、最後の最後にお菓子もって配って、ちょっとコミュニケーションが取れる。
「値下げ」でもあるし「さばく」でもあるけど、それ以上の価値や意味があるって思いません?
そんなやり方もあるのでご参考まで。
売れ残り嫌なら考えろ
たまには命令形で。
売れ残りがイヤ。
値下げ販売もイヤ。
そんな場合は、完売できる、完売に限りなく近づける数量を予測できるよう、しっかりデータを取って考えること。
・来週の出店日は気温低そうなのでいつもよりちょっと少なめに。
・紅葉シーズンとかぶるんで意外に出るかも?
・ご飯系の出店が多いので食後のデザート的な商品を
・ファミリー系が多そうなので一般ウケしそうなのがええかな?
などなど。
マルシェ出店デビューでは難しいけど、数回出店したらデータが蓄積(印象でよかよ)できるので、それを元に予測する。
それもこれも、出店なり、その日の振り返りをしないことには、でけまてんな。
売れ残りから開放される方法
パンメインでやってるメンバーさんは、夜通し作って翌朝出店。
できたてを食べて欲しいから!
ですよね~
特に米粉は時間おくとカチカチになるんで、できたてに限りなく近いほうがベター。
でも、焼き菓子系のメンバーさんは、そこまで「できたて」にこだわる必要はないのよね。
すでにやってる人も多いですが、「できたて系焼き菓子」+「長期いける系焼き菓子」
この商品構成で出品すれば、賞味期限の短い「できたて系」は全体の中では少なめにできる。
「できたてを食べて欲しい!」と思う気持ちはわかるけど、お客さん100人中100人が「できたてくれやー」ではないんです。
そこ、ちょい妥協できるようになってきたら、一歩進む感じ。