コロナも、あけましておめでとうございます。
遅めの再開マルシェや新規イベントなど。
楽しい世の中になってきましたかね?
「わたし、マルシェ行ったら、めっちゃ買ってしまうから、できるだけ、いかんようにしてるんです。」
いやいや、そんなこと言わんと、買いまくってくださいな。
マルシェには、手作り、こだわり、愛の詰まった商品がいっぱい。
楽しいやないですか。
さて、今回は、「マルシェでしっかり売上げていきたい!」という場合のポイントについて。
毎回、同じマルシェに出店する
結論から言いますね。
優良なマルシェを選んで一点集中です。
つまり、毎回同じマルシェに出店する。
その代わり、ぜったいに優良なマルシェを選ばないといけないですよ。
優良なマルシェとは、3つの条件を満たしているものを言います。
優良なマルシェは出店料が割安
マルシェの出店料っていろいろなんですが、お菓子やパンで出店するとなると5,000円くらいが限界ですかね。
それ以上高くなると、とてもじゃないけどプラスで終われない。
キッチンカーとか大変ですよ。
1日8,000円とか12,000円とか普通ですから。
知り合いのキッチンカーの兄ちゃんなんか、でっかい大学に出店することもあるんですが「出店料8,000円」にプラスして「売上の20%」を主催者に持っていかれて、「やってられへんわ。」となげいていました。
優良なマルシェは来場者が多い
お客さんが来ないことにはモノは売れまてん・・・
毎週開催、あるいは、毎月開催。
年に数回でもいいです。
定期開催されているマルシェは強い!
かならず、多数の来場が見込めるマルシェです。
マルシェと名乗っていても、「え~~~っ、お客さんはどこなの~~(*o*)」というような悲惨なやつもあります。
優良なマルシェはビジネス
マルシェの主催者もいろいろです。
役所がからんでボランティア的にやっているものから、ロハスフェスタのように、ゴリゴリにビジネスとしてやっているものまで。
ボランティア的なマルシェは、「出店料が安い。」といったメリットがありますが、「主催者がお客さんをたくさん集めよう。」という意識が低い場合が多いです。
ビジネスじゃないんで、そらそうやわな。
ビジネスとしてやっていて、出店者のために、来場者をたくさん集めようと活動している主催者のマルシェを選ぶのがポイントです。
「集客とかしらんし。自分らでやってやぁ~。」なんて言うマルシェは、間違っても出店しないこと!
同じマルシェに一点集中の5つの理由
さて、同じマルシェを選ぶ理由は3つあります。
販売数量が読める
1つ目は、同じマルシェに出続けていると、季節によってお客さんの流れが見えるようになるので、販売数の調整がしやすくなる点です。
「冬は寒いから少なめ。秋の観光シーズンと重なるので大量に用意する。」など。
販売商品を調整
マルシェで焼菓子屋さん1店舗、パン屋さん1店舗。
そんな場合は、お客さんが集中してめっちゃ売れることがあります。
でも、多くのマルシェでは、お菓子屋さん数店舗、パン屋さん数店舗など。
競争になりますよね。
でも、毎回出店していると、同じお菓子屋さんでも、ちょっと商品コンセプトや切り口をずらすだけで競争しなくて済む場合もあります。
例えば、他がマフィンやパウンドケーキなどを出していれば「カヌレで勝負!」みたいなことができるわけです。
主催者との関係性
2つ目は、同じマルシェに出続けていると主催者との関係が築けます。
「一緒に飲みに行ってわーい。」とか、飲みニケーションではないです。
ビジネス的な関係です。
主催者:「このお店、毎回出てくれてありがたいな。」
主催者もビジネスとしてやっているので、毎回、安定的に出店してくれる店舗はとってもありがたいのです。
横のつながりができる
優良なマルシェでは、優良な常連店舗さんがたくさん出店しています。
1度や2度出店しても、わかりませんが、同じマルシェに出続けることで、だんだん、そういったお店がわかるようになります。
そして、つながる。
もちろん、「販売中にあっちこっちいってしゃべって」ということは、なかなかできないですよ。
たまたま、「隣の店舗さんにちょこっとあいさつから。」とかそんなレベルです。
常連さんがつく
マルシェ好きな人は毎回のマルシェを楽しみにしています。
そして、毎回お気に入りのお店に行くことを楽しみにしています。
新参者でも、1回目2回目と回数を重ねるたびに、気にってくれるお客さんも少しずつ増えていきます。
初めて出店したマルシェで、ボカンと売れて常連さんも多数つく、ということは100%ありません。
マルシェ出店は簡単ですが、ちゃんとビジネスとしてやっていくには継続が命です。
類は友を呼ぶ
「類は友を呼ぶ。」をいうことわざがありますよね。
同じマルシェに一点集中する理由の6つ目にあげたいところですが、「そういうこともあるよね~」というので別にします。
悪い人は悪い人で集まります。
善人は善人で集まります。
オタクはオタクで群れます。
ギャルはギャルで。
これと同じように、同一マルシェ一点集中型でやっていると、そういった人たちと繋がってしまう傾向があります。
そうなると、「あなたやったら、あのマルシェとかええんちゃう?」という感じで、鮮度バツグンな情報が入ってくることがあるんです。
「え?そんなんあったん?めっちゃええやん。申し込むわ。」みたいな。
「横のつながり」と同じことではありますが、同じ波長の人は同じ波長の人とつながるんですよね(。・・。)。
販売テクニックを駆使しよう
みなさんお菓子作り、パン作りのテクニックは日々磨いていることでしょう。
でも、販売テクニックを身につけるトレーニングはしているでしょうか?
おいしいお菓子を作るには、テクニックやスキルが必要ですよね?
数々の失敗や試行錯誤。
それとまったく同じで、販売するにもテクニックやスキルが必要になります。
「わたし、そういうの苦手だから。」と逃げている人はそれでOK。
でも、「売りたい!」と思っている場合は、販売テクニックも身につけていきましょう。
当キッチンでは、ありとあらゆる販売テクニックやビジネスのノウハウを無償提供しています。(希望者だけに、今のところね・・・)
「ちょっと変化を加えるだけで、びっくりするように売れだした。」なんて、ちょっとした工夫の話とかもゴロゴロしています。
そういうのは、なんぼネット検索そいても出てきません。
直接、経験者からしか得られない話です。
まとめ
今回の話は、あくまで、参考情報です。
毎月出店しているマルシェでは、「毎回組(常連店舗)さん」がたくさんいます。
車で来る出店者が多いなか、トラックで来るような店舗までいるほどです。
もはや別枠、別格という感じです。
そして、毎回同じ出店場所で、毎回行列を作っています。
毎回、ばんじゅうタワーです。
「ローマは一日にして成らず」とは言いますが、まさにそれ。
人気店の秘密のひとつは「継続」ですな。