焼き菓子にしろパンにしろ販売する場合は、まずは集客。
これは一番大事なポイント。
その点、マルシェ出店では、自分でお客さんを集めなくてもマルシェ側である程度集客してくれるので楽です。
さて、今日は、若干専門的にはなりますが、「集客だけちゃうよ~」というお話。
これからたくさんの人に買ってもらいたい。
お客さんの笑顔がいっぱい見たい。
ビジネスとしてもやっていきたい。
そんな方は参考にしてくらさい。
選客
「せんきゃく」という言葉は辞書にはないですが、要するに「お客さんを選ぶ」ということ。
- ひたすら値切る客
- 高圧的、横柄な客
- 嫌味を言う客
極端な話ですが、こんな人に買ってもらいたいでしょうか?
いやですよね~
なので、集客前には「どんなお客さんに買ってもらいたいか?」ということを、しっかりイメージしておくことが大切です。
そうしないと、「ねーちゃん。これちょっとまけて~な。」なんて言われると、「あら、このお菓子の値段ちょっと高かったかしら?」なんて不安になる。
気持ち込めて作っている、手作りの焼き菓子ですからね。
自信をもって販売したいですね!
接客
マルシェ出店時などの対面販売のときの接客をイメージするかと思います。
面識のあるキッチンのメンバーさんは、全員、雰囲気も良く接客に問題があるような人はいないです。
でも、これが顔の見えないオンライン、例えば、インスタのDMとかになると話はガラリと変わります。
文字だけでの接客は難しいですよ。
人柄がどうであれ、容姿がどうであれ、文字だけですべてが判断されるので、一歩間違うと、お客さんを激怒させかねない。
日本語の問題ですね。
参客
この言葉は、ネット販売業界独自の言葉なので、辞書には載っていないです。
簡単に言えば、お客さんの情報を入手するということです。
1回買ってくれたお客さんの情報が得られたら、2回目買っていただけるようアプローチできるでしょう?
だから、マルシェ販売などで、「商品売っておしまい。(誰が買ってくれたかわからん・・・)」とかは、めちゃくちゃもったいないんです。
マルシェ出店マニュアルにも書いてるように、できるだけお客さんの情報を得られるようツールを用意しておきましょう。
インスタのフォローだけでも良いですが、お客さんの情報としては、ちょっと弱いですね・・・
増客
集客が「集める」に対して、「増やす」のが増客。
なにがちがうの?
よく見かける簡単な例ですが、ネット通販などで1人のお客さんが商品を買ってくれた。
そして、お客さんに商品をお届けするときに、「お友だち紹介キャンペーン」の案内を入れる。
買ってくれたお客さんが、「ひとりまたひとり」とお友達を連れて来てくれるような仕組みを作るのが、増客対策のひとつです。
※「お友達紹介」は、あくまで一例
通販する方は、増客は常に意識しないといけないです。
というか、どこの通販ショップでもやってます。
送客
ビジネスの現場では、わりとよく使う言葉。
文字通り、「お客さんを送り込む。」こと。
居酒屋とかバーとか、夜のお店なんかで大昔から当たり前のようにやってることです。
例えば、「A店にお客さんが来た。満席だった。」というとき、「A店の人が、お客さんに同業のB店を紹介する。」という感じ。
もちろん、A店とB店はお友達だったり知り合いだったり。
自分のお客さんでも、他に良いものがあれば、「親切に紹介する。」という発想が送客。
焼き菓子やパンの販売の業界で言えば、自分とジャンル的にかぶる焼き菓子を作っている人であっても、商品が「良い」と思っているなら、お客さんにも紹介する。という感じです。
おまけ
水商売の世界で使われる「太客」。
お店に行って、アホみたいにお金を使ったり、頻繁に通う常連客のこと。
焼き菓子やパンの販売とは、一見関係なさそうなんですが、実は、水商売以外のビジネスでも、長くやっていれば「太客」は必ず出てきます。
もっとも、そういう言い方はしないですけどね。
販売側としては、買ってくれるお客さんの額は「1人1,000円2,000くらい?1点とか2点とか。」みたいなイメージを持っていても、意味不明な買い方をする人も出てきます。
ジャンルは違うんですが、9月に出店したマルシェで、お友達が出店していたブースの隣のお店が、昼過ぎには撤収してたんです。
手作りの洋服屋さん。
なんと、あるお客さんが1人で商品全部買い占めて帰ったそうな。
商品がなくなったので、撤収となったわけ。
なんでも、やってみないとわからんもんですな。