焼き菓子やパンの販売方法9選(いちばん簡単なのは?)

焼き菓子の販売スタイル9選

このゴールデンウィークは、初日こそ雨でしたが、その後は、ほぼほぼOKな天気でしたね。

全国各地でマルシェはもちろん、各種イベントが無数に開催されてきました。

あっちこっち行って大忙しのゴールデンウィークでした。

さて、「お菓子やパンの販売」と一言に行っても、いろんな販売方法があります。

そんな販売方法について、かるくまとめてみました。

マルシェで販売

いきなり簡単な方法第1位の発表。

「初めてのお菓子作りと販売。」という場合、一番簡単な方法がマルシェ出店。

出店申し込み→出店決定→製造→出店&販売

屋外ならテントやテーブルを持っていくだけ。

屋内なら商品とディスプレイ用の什器などをもっていくだけ。

出店経験がないと、とんでもなくハードルの高いことのように思えるかもしれませんが、ふたを開けてみたら「なんや、めっちゃ簡単やん(ちょっと大変やったけど)」というのがオチです。

実店舗のお菓子屋さん・パン屋さん

「店舗を持ってお菓子屋さんを始めたい。」そんな人もたくさんいます。

これもマルシェと同様、「むずかしいこと」のように思われますが、意外に簡単なんです。

やってみると「なんや、こんなもんかいな。」ということも多々あります。

実店舗の場合は、難しく感じるのは資金でしょう。

「資金がないから難しい。」という人もいるんですが、これは借りたら一瞬です。

自分の貯金を減らすことなく、人のお金ですぐお店が始められます。

これを「借金」という悪いイメージを持っている人も多いと思いますが「借り入れ」です。

困っているときの「借金」と、ビジネスをするための「借り入れ」は全然別物なんです。

店舗をもったお菓子屋さんやパン屋さんを始めには、資金を用意して、場所を見つけてお店を作る。

以上。

当店の元スタッフさんのママさん2人も去年、大阪府八尾市(大阪でも地方感のある地域)に古民家カフェをオープンしました。

1人は3人の子持ち。

1人は娘ちゃん2歳ぐらい。

物件探しから、借り入れ、店舗づくりなどオープンまではバタバタしましたが、今では優雅に営業しています。

子持ちのママさんは、まぁ~~~~~パワフル💪ですわ。

ネット販売

お菓子のネット販売をしたい。」という人もたくさんいます。

ミンネやCreemaなどでお菓子を売っている人を見かけますが、かなりの割合、無許可の闇製造です。

まだまだ、審査が甘いんですね。

ちゃんと工房を持っている人は、そのことを明記していますが、そうでない人は、書いていないし住所もぼやかしたり、まだ、そんなグレーの世界になっています。(そのうち許可証なし販売は消されると思います。)

さて、ネット販売は、正直、最難関です。

「ネット販売だけでやっていきたい!」なんて言う人がいたら、「やめとけ。」です。

もちろん、すでに、あなたのお菓子を「買いたい!」というフォロワーが数百人とか数千人以上いれば、話は別です。

そうではなく「これからインスタはじめます。」とかいうレベルの人にとっては、ネット販売から入っても無駄に時間がすぎるだけです。

ネット販売は、「売れる見込み」がちゃんと見えてから始めるのが正解です。

キッチンメンバーさんで通販やっている人もいますが、皆さんほぼ「予約販売」で「注文を受けて製造→発送」というスタイルで無駄なくやっておられます。

なお、当キッチンはヤフーショッピングにキッチンメンバー専用の販売店を開設しました。
(本格稼働はまだやけど~(**))

キッチンメンバーなら無料で出品できます。(選考式)

卸売

作ったパンをカフェに卸す。

カフェではそのパンを使ったサンドイッチやホットドッグ提供。

作り手も商品も主役になることはなく影の立役者です。

卸販売の良いところは、作った商品を全部買い取ってくれる点です。

注文数を作って納品するので売れ残りの心配がありません。

一般の小売よりも利幅は小さくなりますが、卸先が増えれば増えるほど、収入も安定してきます。

委託販売

例えば、作ったお菓子をカフェなどのレジ横においてもらって、代わりに販売してもらう。

売れた分だけ手数料を支払う。

というのが委託販売です。

カフェ以外でも洋服店や雑貨店など、小売をしている店舗で委託販売を受けているところもあります。

また、委託販売専門のインスタグラマーなどもいて、インスタライブなどで販売してもらう方法もあります。

当キッチンのメンバーさんも、委託販売専門のアカウントに商品を納品して、販売してもらってます。

最近お話してませんが、まあまあええ感じで売れているようです。

間借りカフェ

「今どき」ならではの販売方法です。

例えば、コーヒーや紅茶を提供する人と協力してお菓子作りを担当するというコラボのパターン。

自分は当日お休みの場合は、委託販売になってしまいますが、自分も参加する場合は、イベント販売的になります。

当キッチンには姉妹のメンバーさんがいて、お姉さんがお菓子作りと紅茶の提供。

妹さんはバイオリン。

京都の間借りカフェで、アフタヌーンティー(紅茶とお菓子)とバイオリンのプチコーンサートといった素敵なスタイルで活動されています。

間借りカフェができる場所もたくさん増えていて、今後も、このようなスタイルも増えるのではないでしょうか。

カフェではなく間借り販売というスタイルもありますね。

一瞬、当キッチンメンバーさんだった米粉マフィン専門店の「くくり」さん(神奈川県小田原市出身!)は、マルシェ出店もしながら間借り販売もスタートしました。

毎週金土日の3日間。

大阪市北区は本庄西(通称中崎町)で、たこ焼き屋さんの店舗を借りて販売されています。

近い将来、自分のお店を持つために、「仕事辞めてよかった。もう、毎日が楽しすぎるぅ!😂」と笑顔で元気に営業されていますよ。

遊びに行ってあげてくださいね(^_-)

デリバリー

Uber Eats(ウーバーイーツ)などを使ってスイーツ専門店がデリバリー。

そんなことも当たり前になった世の中です。

店舗自体は、来客は受け付けず、雑居ビルの一室でひっそりとスイーツを販売する人もいます。

もちろん、菓子製造許可を取って製造にあたっています。

「ゴーストレストラン」という言い方もしますが、お菓子もデリバリーで販売できます。

依頼を受けて

「お客さんにギフト(返礼品)を送りたいんで焼き菓子の詰め合わせ100セットお願いします。」

ノベルティー的ですね。

「公演の参加者のプレゼント用に焼菓子が欲しい。」

「母の日コンサートでお菓子を販売してほしい。」

などなど、人や企業がそれぞれのお客さんに対して外部の製造者に依頼するパターンです。

このパターンで製造しているメンバーさんもいます。

また、メンバーさんではなく独立されている方は、毎年企業からの依頼を受けて製造と販売にあたっています。

ネット販売などをしていれば、そういった依頼がくることもありますが、そこそこ認知されていないと難しいでしょう。

どちらかというと、「知り合いからの紹介」あるいは「知り合いの知り合いからの紹介」など、そういったケースが多い印象です。

茶菓子

という言葉があるように、焼き菓子っていろんなシーンで、地味に?意外に?活躍するものってのがわかりますね。

依頼を受けたなら「よっしゃ、それならワタシにまかせとけ。」とすぐに製造できる体制を整えておくと良いですね。

ポップアップ出店

ほんま、いろんな販売スタイルがあるもんです。

ポップアップ出店とは、「特定の場所に突如出店する」感じですね。

1日だけだったり数日だったり。

マルシェのように複数店舗で出店する場合もあれば、2、3店舗と極小数で出店するパターンもあります。

下記の写真は京都のアパレルショップの店頭でポップアップ出店した方の写真。

アパレルショップの店頭でお菓子販売のポップアップ出店

アパレルショップ以外、相性が良いのは美容室ですね。

路面店の美容室の入り口付近で「ポップアップ出店」というのもあるあるです。