自宅に庭があるなら、マルシェも委託販売もやめて、店作れ。自分工房作れ。

お菓子屋さんを自宅の小屋で開業する。

焼肉焼いても家焼くな。(日本食研)

赤字出しても火事出すな。(旧十三しょんべん横丁)

世の中いろいろあるスローガン。

当キッチンとしては、たくさんのメンバーさんとお会いして、話す中で出てきたスローガンは、「庭があるなら工房(店)作れ。」

マルシェは体力勝負

まさか、焼き菓子のマルシェ出店で生計を立てようと思っている人はいないと思う。

うまく言って、お小遣い程度。

お友達のハンドメイド・アクセサリーの作家さんは、年間50回ほどマルシェ出店をこなす。

毎回、自分でテントやテーブル、各種什器を車に詰め込み、大阪、京都、滋賀など、関西圏を転々としながら出店。

彼女の場合は、マルシェ出店が本業。

委託販売なども合わせて、それで生活してる。

庭があるなら店や工房作れ

当レンタルキッチンのメンバーさんで、戸建てに住んでいて、まあまあ広い庭のある人。

「なんで庭に店つくらへんの?」って思う。

実際、母にそう言うたけど。(母と姉妹で焼き菓子活動中→katimyaさん

自宅の庭にお店を作ることほど、楽にビジネスできる方法はない。

移動なし。

朝起きたら目の前が店や工房。

それを実現したのが、ご存知、京都の住宅街で米粉のシフォンケーキを販売する人気店。

このようにプライベート空間と切り分けたスペースに専用キッチンを作れば、保健所の許可は100%おりる。

通常の生活をする自宅内は、カビ胞子や膨大な数の菌が充満中。

だからこそ、菓子製造許可を取るためには、プライベート空間と切り分ける必要があるわけ。

保健所の言っていることがわかると思う。

畳2枚分あれば十分

上記のシフォンケーキ屋。

自宅の敷地の空きスペースに店舗を作った。

テイクアウト専門なので客席はない。

工房+テイクアウト用の窓。

シフォンケーキを作って販売するだけのテイクアウトの店舗なんて、この広さがあれば十分。

「庭に店舗を作る?むずかしそぉ~」

なんて思うかもしれけど、作るのはあなたではなく大工さん。

なので、難しいもクソもない。

大工さんに「こんなん作ってぇ~」と言えば、あっという間に完成。

電気関係は電気屋さん、ガス関係はガス屋さん、水道関係は水道屋さん。

それぞれのプロにお任せすれば一瞬で完成。

下記の動画のようなプレハブ使えば、安い早い、まいう~ですわ。

何回も言うけど、難しそうに思えるのは経験がないから、それだけの理由。

やってみると、アホみたいに簡単なことがわかると思う。

みなさん、お店を作ることに関して、勝手に「難しい」と思い込みすぎ。

経験ないことなんで、妄想で勝手にハードル上げてしまうのは、あるある。

そうやって、「やりたいけど、難しいそう・・・」と勝手な思い込みのまま、人はしんでいくのよ。

そして、しぬまぎわに、そーいうことなら「やっといたらよかった。」と後悔する。

これもあるある。

後悔だけは、したないよな~って思うな。

何と言っても金がかからん!!!

お店を持つ場合、かかる費用については、お店を持ったことがない人には想像もつかないと思う。

細かい話は省いて、イメージ的に言えば、店舗を借りて開業する場合は最低でも300万円。

一方、自宅の庭に小屋を作ってお店を開業するなら100万円。

それくらいの違い。

それは初期費用の話。

決定的な差は家賃。

自宅の小屋開業なら家賃0円

店舗を借りる場合は、安くても5、6万円~が毎月かかる。

この差は、実際お店をやっている人には痛いほどわかる違い。

毎月のように「この家賃がなければ!😭」と思っている店主は、数えたらきりがない。

戸建てに住んでいて、小屋が建てられるスペースのある人は、スタートラインがお得すぎ。

なんて恵まれた環境。

宝の持ち腐れ。

自宅に小屋1つぶんくらいのスペースがあったら、「菓子工房+シェアキッチン」とか最高でっせ。

雑貨店はナシ。お菓子屋さんはアリ。

自宅に庭があるからといって、小屋を建ててアクセサリーショップを開業しても、お客さんは来るか?

いいえ

きません。

ふつうは。

でも、衣食住の「食」を扱うお菓子屋さんは、ターゲットになるのは老若男女。

男性でもスイーツ好きな人けっこうおる。

お隣のおじさん、おばさんはもちろんのこと、近所に住んでいるキッズや女子高生もお客さんになる。

自宅のあるエリアに、すでにお菓子屋さんがある場合、開業するのは、作戦が必要。

周りにない場合は、一人勝ちになるのは間違いない。

これを、「うまみ」と言う。

実際、当キッチン出身のメンバーさんがパン屋を開業したけど、オープン日から行列。

その後もひたすら売れまくってる。

あ、ちなみに、彼女の場合は、ちょーやすい物件見つけたので自宅ではない。