これからのネット販売のやり方の基礎や基本

当キッチンには、お菓子やパンを作ってしてマルシェに出店している人もいれば、卸販売をしている人、通販をメインでやっている人もいます。(めっちゃかわいくて美味しいおはぎ作る人もいる!)

そしてマルシェ、卸、ネット販売と、全部やっているパワフルな人もいます。

皆さん、それぞれ試行錯誤したり工夫したりしてバリバリやってらっしゃいます。

さて、今回は、基本的なお話をひとつ。

「神社」という漢字読めますか?

また、「6×3」を計算できますか?

小学生レベルの簡単な漢字を読めない人や一桁の掛け算ができない人はいないと思います。

では、次の質問。

なんで漢字が読めたり一桁の掛け算ができるんでしょうか?

答えは「学校で習ったから。」です。学校で習って自宅や塾で「練習」したからできるようになったわけです。

当たりまえぇ〜

「そんな当たり前のこと言うてアホちゃうか〜。」と思われそうですね。

では、「ネット通が立ち上げから半年も経ってないのに、バリバリできている人は、なぜできているのか?」

答えは、「習ったから。」あるいは、「自分で勉強したから。」です。

100%どちらかです。

「習った」+「独学」両方の場合もあります。

美容師は美容師専門学校に通って国家資格をとってデビューします。実務もこなしますね。(これ大事。)

ネイルサロンを開く人は、スクールで習って独立します。

スポーツでも何でも基礎から応用まであるのは当たり前で、基礎ができてない人は先に行けません。

でもね、、、実は、ネット通販を始める人は、base借りて商品載せたら、それだけで(それなりの)お店が完成するんで満足するのか、それ以上やることはないと思っている人がたくさんいるんです。

「そこから、やるべきことがたくさんある」ことさえ知らない人もいるほどです。

当社は20年以上通販サイトを運営していますし、ネット通販のコンサルティングもやっていますので、そんな人を山ほど見てきました。

「いやいやいや〜、お店完成はスタートラインに立っただけでっせ?」と言うことなんです。

「よーいどん!言うてんのに、なんで、そこ突っ立ってんの?はよ走りなはれや。」みたいな人だらけなんですね。

それでは、ゴールするどころか、ゴールさえ見えないですよね。┐(´-`)┌

残念ながらスクールなし(>.<)

「私も通販習いたい!」と思ったかもしれませんが、残念ながら、ネット通販のイロハを教えてくれる、まともなスクールは存在しないです。

なぜなら、習う人が少ないから。

世の中、全て「需要」と「供給」で成り立っています。

美容師は手に職がつきやすいので人気職種になっているのはご存知の通りです。

でも、ネット通販を習って「手に職がつく」と言えるかと言うとNOなんです。

だから、習いたい人もいないし、教えたくても「商売にならない」から、ネット通販の教室なりスクールは存在しないんです。

もっとも、習わなくても、通販開業や運営に関する本を10冊くらい読めば済みますが。

まあ、でも、これもただ読めば良いって話でもなくて、業界の最新の知識を広く浅く持っていて、さらには書いてあることを取捨選択しないといけないんで面倒ですが。

ネット通販の教科書があるんです

教科書と言っても1冊買えばそれでオッケーみたいなのはないです。

なぜなら、ネット業界は変化が早すぎて、昨日まで良書だったのが今日はゴミ、と言ったことが頻繁に起きてます。

教科書は書面でもなくデータでもなく、「通販をうまくやっている人」の頭の中にあるんです。

なので、もし「ネット通販を習いたい。」と思ったら、あなたの周りで「うまくやっている人に「弟子入り」のような感じで教えてもらうのが一番です。

自分であれこれ調べる「独学」と言うのも一つの手ですが、正直おすすめしないですね。

独学する人は、だいたい「しなくていい回り道」をするので。

やっぱ、最短で目標達成したいじゃないですか。

先日も、キッチンのメンバーさんと話ししてましたが、「(教えてもらう)習うのが楽よねぇ〜(爆)」みたいな話になりました。

ただでさえママさんは仕事に子育てに家庭のことに、時間が限られてるじゃないですか。

独学なんかしてたら「孫が産まれたぁ〜」とかになりますよ(゚∀゚)。

教科書の一部はこんな感じ

当社は通販をやっていますが教科書を作っているかと言うと、ないです。

でも、基本は完璧におさえていて、今は応用ばかりやっている感じです。

マルシェ出店にもつながりますが、ネット販売の基本というか、「販売の基本(100項目くらいはあるかな?)」について、3つほど紹介します。

豊富な商品

ネットショップには「豊富な商品ラインナップがある。」ということが大事です。

お客さんがネットショップ開いたはいいけど、「商品は3アイテム(種類)で2種類は売り切れ。」

「しょぼ。」って思いません?

楽しみにしてお店にアクセスした人の中には「がっかりorz」という人もいるでしょう。

選択の自由はないし、そもそも「やる気あんの?」なんて思う人も出てきそうです。

たくさんの商品があることで「賑わい感」が生まれます。

賑わい感は、お客さんの「買いたい」という心理に良いように作用します。

わかりやすいのはドンキですね。

所狭しと商品が並んでいてお店に入るだけでもワクワクしますよね。

そう言ったワクワク感は「買い物する人」には欠かせない感覚です。

もちろん、例外はありますよ。

当キッチンでも通販をメインでやっている人がいて1種類だけなんですが「作っては即完売」「作っては即完売」。

ファンがついているからです。

ファンがつけば、「豊富な品数」という基本セオリーも関係なくなったりします。

何がなんでも「豊富なラインナップ」というわけではないです。

コト軸の用意

例えば、マフィン専門店。

「バナナ」「いちじく」「オレンジ」「レーズン」などとカテゴリ分けをするのは一般的だと思います。

これは「モノ軸」と言ってモノでカテゴリ分けをしています。

でも、通販を利用する人の「購入理由」は、ばっらばらなんです。

お菓子が好きな友達に「プレゼント」をしたい。

市販のお菓子より、こだわりの手作り焼き菓子を「手土産」で持っていきたい。

そう言った「コト軸」で商品を選ぶ人もいるわけです。

通販を長年やってきましたが、どちらかというと「コト軸」で商品を探したり選んだりする人の方が多い印象です。(ジャンルにもよる)

メールマガジン

もしかすると若い人は知らないかもしれません。

メールマガジンとは、お客さん宛に送るお便りメールのことです。

ダイレクトメールは「売り込み」色が強いですが、メールマガジンは、文字通りお店の情報誌です。

インスタやLINEの普及で、メールそのものが廃れつつありますが、大事なのはメールではなくて「お客さんと直接連絡が取れる手段」を集める、ということです。

マルシェで焼き菓子が1点売れたとしましょう。お代を頂いて「ありがとうございましたm(_ _)m。」で終わってませんか?

「そのお客さん、次連絡取れますか?」ということです。

お菓子のネット販売をする場合、というか、どんなビジネスでも、成り立つ前提は「リピーター」なんです。

居酒屋でもケーキ屋でもなんでも、近くのお店もいいです。よく見てみてください。繁盛しているビジネスは100%リピータービジネスになっていますから!

「焼き菓子1個買ってくれてありがとう。300円の売り上げ。」以上。

これでは先に続かないのはわかると思います。

まとめ

当キッチンには、お菓子作りうん十年、というベテランの方もいます。

昨日今日でお菓子作りを始めた人が、マネしようと思ってもできないレベルだと思います。

最近スタートした人は、基礎や基本をおさえて、コツコツ積み上げる他ないです。

世の中には、「たまたま」人気インスタグラマーや人気ユーチューバーになった人もいますが、簡単にマネできれば苦労はしませんよね。(「たまたま」人気ユーチューバーになりたかった・・・)

やり方も大事なんですが、始めるタイミングってのもすごい大事なんです。

その点、当キッチンを拠点に活動してるママさんをはじめ、お菓子やパン作りの人やグループは、フットワークが軽く行動派なので、逆に元気をもらってモチベーションも上がります。

歳とると「面倒くさい」が勝利することが多くなるんでね、、、(−_−;)