先日、開業相談兼ねて見学に来られたのは既婚25歳の女性。
お菓子作りが得意でインスタ活動もしている。
旦那さんは今はお勤めだけど、近い将来、夫婦でカフェを開業したい。
大好物のネタなので、またも1時間半しゃべり倒す。
我ながら「ええこと言うなぁ~」ということが多々あったので忘れないうちにメモメモ_φ(・_・。
経営の勉強不要
何をもって経営かというと難しいところ。
でも、「カフェの開業、しかも夫婦で」となったら、めちゃめちゃ簡単。
経営=算数ができる
以上。
すでに小学校でお勉強済みなので今さら不要。
(1)入ってくるお金
(2)出ていくお金
(3)貯まっていくお金
これがナンボなのかちゃんと理解できたり計算できたりする能力があるだけで良い。
「夫婦でカフェをやっているけど従業員10人」とか言う場合は、「組織運営」とか「マネジメント」「リーダーシップ」とか、ガチで難しい経営の勉強をしないといけないです。
夫婦+アルバイト1~2人くらいなら算数だけでなんとか大丈夫。
一番重要なアンテナ磨き
カフェをやるわけなので、カフェのプロになる必要がある。
と言っても資格試験があるわけでないので、心構えやふだんのこころがけ。(勉強とも言う。)
例えば、一昔前に、タピオカ専門店を開業した人が、「ブームが冷めてる」ということに気づかなかったら?
これはアンテナの感度の問題ですな。
世の中を見とかないと、そういった流れもわからなくなるので、外界をつねにウォッチング。
これ重要。\_(・ω・`)
アンテナ感度を磨くには
アンテナの感度を磨くには、街に出てウォッチング。
マルシェに出店してウォッチング。
マルシェを見に行ってウォッチング。
何がウケているのか?
良い売り方やナイスアイデアはないか?
「マルシェわぁ~たのすぃ~(*´ω`*)」ではなく、そういった店主目線でいろいろな場所、お店、人を見て肌感覚としてインプットしていく。
これを開業までにしっかりやって欲しいと思います。
なんで、これが重要かと言うと、それをやらずに失敗してきた人をたくさん見てきたし、まさに自分もそれで失敗した経験があるから・・・orz
夫婦経営で成功
これは開業後の話。
でも、それを目指して、今から準備をいろいろしといたら良いよ~って話。
カフェに限らず、夫婦で営業するお店って腐るほどあるよね。
で、成功しているお店に共通しているのは「『その夫婦がいるからお店に遊びに行く』というお客さんに支えられている。」ということ。
多少まずいものが出てきてもOK。
奥さんや旦那さんの顔を見に行く。
しゃべりに行く。
そういうお客さんに支えられるお店は本物で長く営業が続けられます。
そうでないパターンも多いけど、そこを目指すとビジネスとしては、めちゃくちゃ強くなる。
これは紛れもない事実。
今から開業する人、超ラッキー
当店(カフェ)の開業は2013年。
約10年前。
当時のレジはこんな感じ。
現金中心で、その日の売上は紙に記録されて、営業終了後、数字を手入力してたのね。
それが、けっこうな時間的な負担だったわけ。
今、こんなレジ使うとか、100億光年ありえない。
iPadで全部済むから紙も入力もいらない。
(将来的にはiPadレジもなくなる。)
結果、入力作業を1日1時間として1ヶ月30時間位かかっていたことが0時間になる。
その時間は、休みやインスタ投稿なんかの時間に当てられる。
10年前を知らない人には感覚的にわからないけど、こんなにタイパ良い話はおまへんでぇ~。
という話。
ドラえもん状態
他もたくさんあるわあるわ。
過去に「あんなこっといいな。できたらいいな。」ということが、ほぼほぼ実現してしまっている。
ネットショップなんか無料(0円)でできるし、配達員を雇わなくてもデリバリーも無料(0円)で即日始められる。
そもそも広告手段であるインスタやフェイスブック、ピンタレストにユーチューブ、ブログも無料(0円)。
アルバイトスタッフを雇った場合、昔は合鍵を渡していたけど、今はボタンや指紋でOK。
こんなやつ↓をドアに取り付けるだけ。
なので、アルバイトが「鍵なくしました!すんませんん!」ということが100%起こらない。
当店の鍵の一部(シャッター)は特殊で合鍵1個作るのに3500円!
開業しない理由はない
そんなわけで、こんなに恵まれた時代に「カフェを開業したいのに迷ってる。」とか謎。
今すぐ開業しない意味がわからない。
準備込みで。
┐(´д`)┌
しかも、これから外国人観光客はもっともっと増えるので、お客さんには困らない。
もちろん、外国人のお客さんが来ることを想定してお店を作ることが条件。