焼き菓子やパンの値段の付け方について、しょっちゅう聞かれるので、しょっちゅう書くことにする。
結論を言うと、なんぼで売ってもええよ〜
値段の付け方に決まりはございません。
計算方法すらない。
フリースタイルで、皆さんそれぞれ、自分で決めた値段で売ればそれでオッケー。
どうぞご自由に!
「あんまり高く売るのは申し訳ない。」
そう思うなら、安く売ってお客さんも喜ぶ。
あなたも満足。
それで、けっこう。
「いや、ちゃんと利益は残したい。」
「ビジネスとしてやっていきたい。」
そんな場合は、ちゃんと利益が残るような値段設定にする。
2択。
いや、「高利益で売る。」という高度なやり方も3択目としてあるにはある。
安く売りたくないけど、「高めに値段設定してしまうと売れないかも・・・怖い。(´・_・`)」
そう思うのはみーんなおなーじ。
ただ、ちょっと考えて欲しいけど「高めに設定したら売れへんかも。。。」と思うあなたはだれ?
どういうことか。
例えば、主婦のあなた。
「不安。」と思う時は、
人間として思うのか。
主婦(消費者)として思うのか。
母として思うのか。
妻として思うのか。
あるいはひとりの女として思うのか。
いや〜主婦って、複数のキャラをチェンジしながら生きてるって考えるとすごいね。
男性も同じやけど。
さて、ここに「作り手・販売者としてのあなた」というキャラを入れられるかどうか。
そこがポイント。
主婦感覚で、「え〜〜卵300円!?たっかぁーい。」みたいな。
そういう「ド消費者目線」すぎると、安く売らないといけない圧に負ける。
焼き菓子やパンを販売するあなたは、確実に消費者じゃないんで、そういう目線や感覚は「いったん」捨てましょう。
と、当起業スクールでは教えてます。
売り手となったなら、それは女性一人でも、いっぱしの経営者。(実感はないと思うけど)
売る側の視点で値段を考え、そして、消費者としての感覚としても値段をチェック。
ひとり二役をやりながら、値段を決めて行くのが一番スムーズなやり方なのね。
特に今あるパン屋さんなどは薄利多売。
消費者の「安いのが良い。」圧に完全に合わせてしまってる。
だから、朝から晩まで週7で勤務せなあかんという歪み。
パン屋さんの倒産や廃業が増えてる理由はそこにある。
これからパン屋さんなり、カフェなり開業する人は、既存のお店の値段は参考にしても、絶対に真似しちゃダメよ〜
あなたの想いが詰まった手作りパンや焼き菓子。
そこに価値を感じるお客さん「だけ」に、適性な価格で買ってもらえるようベストプライスを見つけよう。
「誰でもええから買って〜安いよ〜」は、でっかい工場で、ロボットにパン屋お菓子を作らせてる大企業の売り方。
大企業の作るものは、食べ物でも工業製品と揶揄されることがあるほど。
無添加手作りの食べ物を「高い」と文句言う人には売らなくて良い。
売り手には、お客さんを選ぶ権利あり。
「いつもおいしいパンやお菓子をありがとう。」
喜んで支持してくれるお客さんだけに、気持ちを集中できるよう値段を決めましょう。
悩んだら相談においで〜