「リピート対策ってどうやるの?」
ネット検索しても、たぶん出てこないかな。
なぜなら、企業内でやっている、効果のあるリピート対策は、他社に教えたくないから。
そらそうやろ。
めっちゃおいしくてお客さんがどんどん買ってくれる焼き菓子が完成したら、「レシピどうぞ!大公開!」とか。
ふつうはしない。
各種先生方もレシピ有料やもんね。
「欲張り」というと聞こえは悪いけど、やはり、焼き菓子やパンの販売とは言え、ライバルがたくさんいる競争ワールド。
良い情報は知らない人には教えたくない。
それが人情。
キッチン見学にくる人には、まあまあ喋ってるけどな。
テヘペロ〜ン(=´∀`)
さて、お客さんとの関係性を上手に築いて、最高のリピート対策をやっているお友達のお店の話をちょこっと。
概要だけ。
具体的に知りたい場合は、直接聞いてね😉
まず、使っているのは公式LINE。
リピート対策として、これはみんな普通に使うよね〜
違うのはメッセージの内容。
焼き菓子販売やパン販売において、売りたい時、買って欲しい時、あなたなら、どんな文面を送信するかしら?
「いちごのタルトができました!先着20名さま」とか、「先行予約は300円引き」とか。
「今度◯◯マルシェに出店します。」とか。
「このお菓子は紅茶とめっちゃ合うよ。」とか。
色々あると思う。
でも、例のお友達のお店は、そういう「売り込み系」「買って欲しい系」「買って欲しい匂わせ系」のメッセージは一切書かない。
例えば、「米粉のパウンドケーキ専門店」だとしよう。
例えね。
実際は全然違うものを売ってる。
どんなメッセージを書くか?
「◯月◯日(日) 11:00〜◯◯株式会社の工場見学を企画します。参加する人手挙げて!🙋♀️参加費無料だよ〜」
こんな感じ。
これも例えよ。
ただのイベント企画のお知らせ。
商品ほぼ関係なし。
でも、このような関係のないメッセージを送るたびにネットショップの注文が、ドッカーンと入るの。
人によったら、「え〜そんな不思議なことあるん?!」って思うかもしれんね。
関係のないメッセージで商品がビュンビュン売れていく理由は、ただひとつ。
お客さんと良好な関係性を築けているということ。
それに尽きる。
お客さんとの良好な関係性を作るために取り組んでる重要なことがあるけど、それは、はしょる。(半日セミナーになるレベル。)
要するに、お客さんと「良好な関係性」を築けているなら、商品は宣伝しなくても、勝手に売れる、ということ。
もっと簡単に言えば、お店の存在を思い出してもらうだけで売れる。
どこかで書いたけど、お客さんが来なくなるのは「忘れているから。」というのが最多の理由。
一度や二度来てくれたお客さんに、お店の存在を思い出してもらうことの重要性を理解してるお店はかなり少ない。
まして、重要性を理解して、きっちり「思い出してもらうための施策」を実践しているお店となると100店中1店もないんちゃう?
わからんけど。
「インスタ流してそれでおしまい。」とかね。
そういうお店がほとんどやね〜
フォロワー全員が見て、思い出してくれて全員が再来店してくれたらええけど、なわけないでしょ?
かと言って、思い出したからと言って、また来店してくれたり、買ってくれたりするか?というのは、また話は別。
お店の魅力はもちろん、お客さんとの関係性がダイレクトに出てしまうポイント。
そこを理解してコツコツ長期的に取り組んで来た結果、、、、
極端な話、「昨日行った居酒屋にお気に入りの折りたたみ傘忘れてきてもーた!😂つらーい!」
こんなストーリーだけで商品が売れてしまうようなことになるの。
おもろいでしょう?
どんなことも奥は深いのよ。
例のお友達は有形の商品は売らず、無形の物をひたすら無料配布してるの。
お菓子作りパン作りと販売を始めた方は、ぜひ、その域まで、ぜひコツコツ取り組んで欲しいと思うわ。
まあまあの道のりやけど。🚗
最低3年かな。
石の上にもっちゅうやつ。