お菓子を販売したい。マルシェに出るとしても何から始めたら良い?

まいどおなじみのご相談がありました。

「とりあえず、マルシェから出てみたいけど、『何から始めたら良いか?』」と。

たぶん、何回も書いてると思いますが、新ネタも含めて改めて。

出店日を決める

何を売るか?

何を準備するか?

そんなことより、1番目にやるのはマルシェ出店を決めること。

先延ばし癖の対策とかで「締切を決める。」とかあるけど、自分で決めた締切なんぞ簡単にスルーするから意味いよね~。

マルシェ主催者から、

出店審査に通りました。

と通知が来たら、他人から締め切りを決められるわけです。

これは、さすがに、守れる人多くなるんじゃないでしょうか。

どのエリアで?(距離について)

今回のご相談者は、どの程度の距離を選ぶのが良いのか?

というのがありました。

「近所がええのか。それとも、遠方は遠方でも、どのへんまで?」みたいな。

この方のお住まいは、大阪府内でもとっても残念な自治体のS市。

盛り上がってる街などなし。

なのでお隣の市がええのか。

それとも市内とか府外とか。

1つの目安は、

移動時間1時間

自宅から電車でも車でも、片道1時間のエリアに絞って探してみることをオススメします。

1時間以上になると

当店でも、大阪から京都や滋賀など1時間以上かかる場所へも出店してきましたが・・・

終了後は疲れる。

片付けの気力も残らない。

出店中は楽しいですよ。

でも、移動時間が長いと当然「遠方」なわけで、ちょっとした日帰り旅行みたいになるのが原因でしょう。

まあ、この辺は人によると思うけど、近ければ近いほど良いけど、1時間圏内を目安にしてみてはいかがでしょうか。

キッチンカーのお友達なんかは移動時間2時間くらいはふつうで3時間4時間ということもある。

「福知山まで行く。」とか聞いた時はびびったわ。

的が決まったなら

ダーツは的がないと投げれない。

「マルシェ出店日程」という的が決まったら投げれるようになるわけです。

さあ、何をどんなふうに投げるか。

出店が決まってから、それを考える。

どんなお菓子を何個作るのか。

マルシェ規約を見ながら、ルールを確認したり、準備するべきものをリストアップするなど。

他人に決めてもらった締切ほど強制力が働くものはございません。

8割の人は、外からの強制力がないと甘えるんちゃいまうかね。自分も含め・・・

差別化はどうする?

今回ご相談の方は、出店経験はないけど、相当たくさんのマルシェに足を運んでいるという珍しい方。

それも出店者目線でもって視察するので、いろいろ気づいたことをお話してくれました。

その中のひとつが、「焼き菓子屋さんとアクセサリー屋さんだらけ!こんないっぱいあったら差別化せな売れへんよな~。」

そう!

ちょっと難しい言葉ですが「差別化」。

焼き菓子屋さんよりもはるかに多いアクセサリー屋さんも苦労する点。

最近のマルシェは、米粉やフルテンフリー、オーガニックやら国産とか、その辺は当たり前なので、そんなウリ文句は横並びにしかならない。

そう思う場合は、差別化に取り組んでください。

ちなみに、差別化するのは簡単ですが、それがお客さんから選ばれるかどうかは別。

おにぎり屋さんになるかも

マルシェとはちょっと関係ないけど、今回のご相談者さんは3人のお子さんを持つお母さま。

一番下の子で中学生なので、かなり自由がきくご年齢でございます。

「やりたかったことをやる。」ということで、まずは、娘さん(20代長女)とタッグを組んでやってきた得意なお菓子作りから。
(めっちゃクオリティー高い)

でも、結果的に「『私、おにぎりがやりたかったんや。』みたいになるかもしれんけど、とりあえずやってみなわからんし。」と。

そうなんですよね~

「やりたい。」と思ってたことも、いざやってみたら「なんかちゃう。」「こっちちゃうわ。あっちやわ。」となることもある。

実際、他のメンバーさんでも、お菓子からスタートしたけど、ご飯系に行ったり、物販に行ったり、材料の販売に行ったり、想定外の展開をする人もちらほら。

子供ちゃんで「パティシエになりたい!」というのでお菓子作りの体験をしてもらったら「なんかちゃう。別に作るの好きちゃうわ。」と。

「何がしたい?」→「(おいしいものを食べた)お客さんの笑顔が見たい。」→「カフェオーナーになりたい。」と、「夢はカフェオーナー」になった話なんかも参考になりそうです。

自分自身のことながら、やってみなわからん。