マルシェ販売や通販などで焼き菓子が売れない理由

初めてマルシェに出店した。

準備段階からプチパニック。

当日ドタバタ、わけわからず終了・・・

しかしながら、その後回を重ねて、マルシェ出店にも慣れてきた。

ところが、、

「思うように売れない。」
「予想に反して大量に余った。」
「つらい😭。」

そんな状態になるのは、あるあるでございます。

いわゆる、壁ですな。

その壁を越えられるかどうか!?

試されてるとか、試されてないとか。

しらんけど。

そもそも、マルシェ選びが間違い

そもそも、ですが、「お客さんが少ないマルシェ」などは、売れる売れへんの話以前の問題。

集客力のないマルシェは、最初から選ばないこと。

関西マルシェ情報をしっかりチェックして、ハズレを選ばないこと!(ちなみに、明らかハズレは1件ほど。ボロカスに書いてます。※メンバー限定ですけどね。)

その一言に尽きますな。

「友達が、初めてマルシェを主催する。集客はそんなに見込めないよ~。」とかいう場合は別ですよ。

一緒になって盛り上げてください!

また、「場違い」の場合も、そもそも売れません。

例えば、ファミリーしか集まらないようなマルシェで、ちょっとええお菓子を、ええ値段で販売しても、売れにくい。

なぜなら、ファミリーの主役は子供だから。

お子様

って言うし。

「子供のために」お出かけしてるわけでしょ?

お父さん、ほんまはゴルフに行きたかった😭。

ほんまは野球に行きたかった😭。

お母さんも、ほんまは友だちとランチに行きたかった😭。

ほんまは、外出たくない。家でビール飲んどきたかった😭。

でも、お子ちゃん優先。

そういう場では、子供向けの商品が当たるので、「大人限定」のような商品は確実に苦戦します。

場違いにご注意。

ファミリーが多いことが想定される場合は、おこちゃまメニューを用意しましょう!

「売れない理由」=「◯◯ない理由」

「売れない理由」を、別の言い方で言うと「買わない理由」。

つまり、売れないのは、お客さんに「買わない理由」があるから。

「売れない。」は販売者目線の言葉。

「買わない。」は、お客さん視点の言葉。

販売ビギナーのうちは、どうしても「販売者目線」でしか状況が見れないんですよね。

「買う。買わない。」は、お客さんが決めることなんで、販売者としては、もっとお客さんに集中しないといけないんですよね〜

製造方法や原材料にめちゃくちゃこだわって、「これぞ理想のお菓子や!」

販売者がそう思ってても、お客さんが「いやいや、そこまで求めてないんで、買わないです。」と言えばオシマイ。

となると、販売者の熱いこだわりは、ただの自己満足。

ひとりよがり、とも言いますな。

そういう自己満のやり方を否定はしませんが、「たくさんの人に買って欲しい。」と思う場合は、しっかりお客さん見て「どんなものなら喜んでくれるか?」を研究しないと。

お客さんの声をしっかり聞く

「自分が良い。」と思っている商品。

お客さんの要望とはズレていることが多々あります。

「自分は良い。」✕=✕「お客さんの良い」

この違いに気づかない限り、一生売れません。

男でいうなら「オレがオレが」で、周りを見ず、意見も聞かず、ゴリゴリ強引に進む人いるでしょう?

「そうなってないか?」というのは、お客さんの声を聞きながら、ときどきチェックする必要があります。

ただし、「お客さんの声を聞く」は「お客さんの要望すべてに応える」とはちゃうので注意が必要です。

「ちょっと高いんちゃう?」
「ちょっと固いわ。」
「ちょっと味薄いんちゃう?」

など、いろんな声があると思いますが、それ全部に応えることを、「迎合【げいごう】」と言います。

簡単に言えば「お客さんの言いなり。」です。

そんなことになると、なにやってるかわかれへん。になってしまいます。

(自分の)個性がなくなってしまいます。

そうではなく、お客さんの声をしっかり聞いて、自分の中で、意見や感想を、もぐもぐ、むしゃむしゃ、噛み砕いて、参考にさせていただきます。おおきに。(^人^)という感じです。

できるだけ、たくさんの声を集めて、多くのお客さんにベストなものを提供できるよう、チューニングしていくのが販売者のお仕事です。

そういった意味で、マルシェ出店は、リアルにお客さんの声が聞けるので、オススメなのです。

通販でお客さんの声を聞こうと思っても、まあまあ難しいですから。

お客さんの意見を信じてはいけない

お客さんの声を聞きましょう。

でも、お客さんの言うてることを信じたらあかんで。

めっちゃ矛盾していますね。

そこがビジネスの面白いところです。

チェーン店のお店なんか行くと、テーブルにアンケートとか置いてますよね。

「ご意見をお聞かせください。」とか。

そんなアンケートに書く人は、ごくごく一部です。

「あるから、ついでに書いとこか。」とか、たまたま、アルバイトの接客が悪く腹がたったので「書いてやる!」みたいな。

そういった、ごくマイナーな人種の意見を、まともに信じてしまうと、えらいことになりますわ。

お客さんの声にも、本当に役に立つ、参考になる意見や、ただの感情的な、主観的な意見があるので、そこは見極める必要があります。

まずい(★☆☆☆☆)とクチコミが・・

当店は、キッチンとは別でカフェを運営しております。

コーヒーなどのドリンクを中心に、ランチや焼き菓子を提供しています。

あるとき、ランチを食べた人のクチコミが掲載されました。

「まずかった。」と。

一応、スタッフ間で、このタイミングで提供したけど、「問題はなかったか?」ということを検証します。

結果、一定のクオリティーで提供しているので、問題はなかったんですね。

ということは、このクチコミを書いた人が味覚オンチか、特殊な味覚の持ち主か、あるいは、嫌な思いをした腹いせのクチコミか、考えるしかないわけです。

なので改善のしようがないんですわね。

このような1000人中1人おるかおらへんかの、特殊なお口や精神の持ち主の意見は、「取り入れてはいけない。」という話でした。

世の中、いろんな人がおるんでね。

悪いクチコミを見てると、「あ~この人、不平不満満載の人生歩んでるやろな・・・ご愁傷さまです。」と思ってまいますね。

自慢やないですが、当店のクチコミは、ハッピーな感じの人のコメントが多いですね。

ありがたい話です。

話は戻りますが、焼き菓子やパンを販売する中で、お客さんのうち8割の人が「おいしい。」と満足してくれたら100点満点です。

全員に満足してもらおうなんて、絶対に思わないこと!

それが、楽にビジネスを進めるコツでございますことよ。

「販売」って、めんどくさいのよ。

また別の機会に書きますが、ちゃんと販売しようと思うと、面倒くさいことをやらなあかんし、勉強していかなあかんのです。

焼菓子作りは好き、販売も得意。

そんな人もいますが、「販売は苦手」「接客は苦手」という人もいます。

そういう人が無理して販売の勉強を続けてもつらくなるだけです。

人間、向き不向きがあります。

向いていないと思えば、やらないこと!

得意な人に丸投げしましょう。

その選択肢のひとつが、委託販売です。

販売はおまかせ。

自分は楽しく作るだけ。

どちらを選ぶかは、あなた次第。