グルテンフリー系の人なら、インスタ等で頻繁に広告が出てくるZENB(ゼンブ)をご存知でしょ。
黄色えんどう豆の粉を原料にしたパスタやパン。
酢でお馴染みのミツカンの関連会社。
大手企業系列だけあって、芸能人使い~の、広告も出しまくり~の大予算投入。
広告っぽくない(でも結局広告)の記事なども多数見かけますな。
さて、無店舗の手作り焼き菓子やパンで活動している人にとって、ZENBの売り方から学ぶこと、いろいろあるよね〜という話。
バカ高い
Amazonで3個入りを購入。
実は、勝手に「3×3=9個」やと勘違い。
3個で1,680円。
1個560円。
高っ(*_*)
今年最悪のショッピング(自分が悪い。😂
大失敗。
ちゃんと読めよって感じ。
香りや柔らかさ、味は?
実食1個目はクルミ&レーズン。
開封の儀。
まずはクンクン。🐽
黒糖パンぽい香り。
ひとくち噛んだ印象は、やわらかめでコッペパン的。
食感は、ほんのりもっちりを感じる程度。
味は、ふつう。
可もなく不可もなく。
四字熟語で表すなら無味乾燥。
ただ、気になったのが、もぐもぐ噛んでるとヌルヌルしてくる。
海藻みたいなアレ。
これが豆粉の特徴かしら?
豆臭さはなかったけど、パンがヌルヌルするのはちょっとな・・・
パスタはだいぶ前に試したけど悪くはない。
コスパは悪い。
なので、コスパの良いパスタ(コーン)を常食中。
また食べたいか?
焼き菓子、パン。
リピートしてもらってナンボ。
消費者がリピートする決め手は、おいしい大前提で「また食べたいと思うかどうか。」
「あ〜また、アレ食べたいなぁ〜」と思い出してもらえるかどうか。
この一択。
グルテンフリーだろうが、糖質が少なかろうが、食物繊維が入っていようが。
無農薬だろうがオーガニックだろうが。
お客さんが「また食べたい。」と思わないと、おしまい。
まずくてコスパ悪い大豆ミートもみるみる売れなくなってるのよね。
京都のヴィーガンカフェで食べた大豆ミートの唐揚げはうまかったけど。料理の腕次第か💪
ZENBパンの個人的な感想は、味はふつう、食感ヌルヌル。
それでもって超高額。
パンは53gで560円なんで、100g約1,000円。
松坂牛のすき焼き用レベル。
「500円あげるから食べて。」言われても、いらん。」
食べもの販売は「2回目買ってもらえるかどうか?」と言うのが超重要。
※2回目買ってもらえる率を「F2転換率」と言う。
無理矢理サブスク感
Amazonで買わず、ZENBから直接買ったら、キャンペーンで981円と、一見お安うございます。(それでも1個330円!)
でも、定期購入させたい感がプンプン臭うのでやめ。
また食べたいと思ったら普通にリピートするのにね。
世の中見渡してみると、本当においしくリピられる食べものて、ほっといても売れる。
なので、定期購入とかほぼやってないのよね。
定期購入を全面に持ってきてるのは、味に対する自信のなさの現れ?とか。
という感じで、「最近の消費者の目は厳しいぞ。」という話。
売り手の魂胆などは、簡単に見破られるので、こすい売り方はせず、正々堂々とやりたいですな。
とは言え、結局自分も売る時は、こすいテクニック使うことあるけどねぇ~😉
おいしすぎてもダメ
焼き菓子やパン。
おいしすぎるのはダメ。
リピートされにくい。
理由は簡単。
一回で大満足するから。
リピートされやすい食品は、ちょっとした不足感、物足りなさ感を残すのがコツ。
甘いシュークリームとか、食べてるときはおいしいけど、次の日の朝もシュークリーム。
昼も夜も、となると、逆に辛い。
寿司も365日食べろと言われると無理。
一方、白米。
日本人の心。
農家の愛。
おかずあっての共同作業のお供。
3食でも4食でも食べられる。
白米は極端な例として、おいしすぎて大満足してしまうお菓子やパンは、2回目が厳しいと言うことは、頭の片隅に置いておきたいですね。
頂上ではなく7合目8合目あたり。
ちなみに、当キッチンのメンバーさん(Mana Kitchen)が作るお惣菜。
ひよこ豆のコロッケがそんな感じ。
「おいし~。また食べた~い。」と思える。(個人的な感想な。)