マルシェ販売。しっかり利益を残すための5つのポイント

マルシェで売上2

「焼き菓子作りました。」

「マルシェに出店して販売しました。」

「めちゃくちゃ売れて、ええ感じの収入になりました。」

「ばんざーいヽ(^o^)丿」

ということは、まあ~なかなかないですわ。

トントン(プラマイゼロ)や「ちょい赤(マイナス)」で大成功くらいで考えておくのが無難です。

もちろん、マルシェ出店を5年10年とやっている、マルシェ出店のプロともなれば、出店の日はしっかり売上を作って帰ります。

でも、どうせ出店するなら、「できるだけプラスにしたい。」と思うのは、初めての人も、そこそこベテランの人も同じです。

そこで、マルシェ出店で、できるだけプラスという状態に着地するための、ちょっとしたコツをお伝えしたいと思います。

良質なマルシェを選ぶ

「マルシェ」と聞くと、ちょっとわくわくする素敵なイベントのようなイメージがあると思います。

個性的なお店がいろいろ出店していて見てるだけでも楽しい。(つい買いすぎてしまうけど!)

ところが、「マルシェ」と一言に言っても、大人気のマルシェから、「えっ?これがマルシェ?お客さん全然おらんやん。しょっぼぉ~。二度と出店するか!」というようなマルシェもあります。

つまり、しっかり売上を作るためには、スタートラインとしてのマルシェ選びが大事になってきます。

良いお客さんがたくさん集まってきて出店料もリーズナブル

そんなマルシェ選びが第一条件になります。

あるんですよ。

「客全然おらんのに、なんでこんな出店料!?」とか「場所は貸すけど客は自分で呼べや~」みたいなマルシェ。

自分が作っているお菓子にマッチしている、かつ、良質なマルシェ主催者を選ぶのが秘訣です。

お客さんをしっかり見る

出店が決まったマルシェのお客さんの属性を見ることが大事です。

お菓子作りに限らず、モノづくりをする人に共通するのは「作るのが好き」ということです。

「作るのが楽しくて幸せ♡」

その気持はよ~く分かるんですが、まずは、お客さんをしっかり見ないといけないんです。

なぜなら、買って食べたり使ったりするのはお客さんだから

家電とか、ややこしくて使いにくいと思ったことないですか?

説明書とか読まんでしょう。

これは「作る側」がお客さんをまったく見ていないんですね。

どんなお客さんが使うかってのを知らないから、自分らのスタンダードで作ってしまって、結果、一般のお客さんは「わからん。」という結果になるわけです。

お客さんの言いなりになるって意味ではないです。

「どうやったらお客さんが喜ぶか。」

家電とかなら、「お客さんが、ストレスなく、いかに簡単に使えるか。」

そういう視点でモノづくりをしないと支持は得られません。

お菓子作りでも、まったく同じです。

買ってくれたお客さんに、「幸せを感じてもらうには?」「満足してもらうには?」という視点で製造に望むのがプロの製造者、販売者です。

品数を増やす

売上をしっかり作るときの基本原則です。

基本の「き」です。

もちろん、品数が多ければ多いほど良いというわけではないです。

単品だけで販売しているお店さんもあります。

でも、それは、「そもそも」単品で勝負できるスタイルでやっているからです。

例えば、「◯◯デニッシュ」「◯◯ロール」「◯◯の食パン」とかで人気になっているお店もありますよね。

そういったお店は単品勝負でやるのが正解です。

そうでない場合は、豊富な品揃えをすることで、ディスプレイに賑わい感が出て、より売れやすくなります。

マルシェ出店の度に、その日の商品を用意するのは、なかなか大変です。

「すべての商品のできたてを食べて欲しい。」という、ガチのテーマがある場合は別にして、長期保存可能な商品をラインナップに入れておけば、「できたて商品」+「長期保存商品」という品揃えができて、ディスプレイも充実させることができます。

長期保存できる商品は在庫しておけば、次のマルシェ、その次のマルシェ、そのまた次の次のマルシェにも、持っていくことができます。

例えば、「いちごジャムのマフィン」を作りたてで出す場合、「手作りのいちごジャム瓶詰め」もあわせて販売するようなイメージです。

※瓶詰め商品や缶詰商品を作る場合は製造許可が必要です。
また、食品は、自宅キッチンなど許可のない場所で作ったものを販売するのは違法です。

市販品の販売もアリ

マルシェ出店規約に「手作り品に限る」と言う条件があると難しいですが、特にそう言った条件がない場合は、フレキシブルに市販品を仕入れて販売するのもアリです。

例えば、焼き菓子の販売で出店予定。

特に「手作り限定」という規約もない。

当日は、お子ちゃん連れの家族が多そう。

そんな時はキッズメニューを用意しておくと、ビュンビュン売れてしまう場合があります。

実は、キッチンのメンバーさんから教えてもらったアイデアです。

焼き菓子で出店した際に「子供が多い。」と予測してミニジュースを仕入れていました。

↓こんなパックのやつね。

例えば、仕入れたドリンクの1本あたりの値段が100円だとして、マルシェ出店のときはキッズドリンクとして300円で販売するわけです。

200円の利益です。

20本売れたら4,000円の利益です。

この利益、でかくないですか?

このようなやり方は100%合法なので堂々とやってもらって大丈夫です。

で、彼女のめっちゃナイスアイデアは、見事、予想的中。

一瞬で売り切れたそうです。

「もっと用意しといたらよかった・・・」

マルシェ出店後の反省あるあるです。

業務用仕入れの活用

(業務)スーパーやコンビニ、ドンキ、ディスカウント店、など、一般消費者も買いに行くお店の原材料よりも、業務用専用で提供している業者から仕入れるほうが安いのは、ご存知のことと思います。

業務用は、ある程度まとまった数量での販売になるので、「少量だけ。」といった場合には向いていないです。

でも、定期的に活動するようになったら、一般消費者が買う場所ではなく、業務用のルートから仕入れるのがオススメですよ。

モノによっては、びっくりするくらいの価格差がありますから、業務用食材、あるいは包材のリサーチは常にしておくことをオススメします。

当社はカフェ経営をしていますので、色んなジャンルの仕入れルートを知っていますので、「これって、どっかで安く仕入れられるの~?」みたいな質問があればお気軽に聞いてくださいね。

ネット仕入れも、いろいろ良いところありますよ~

通常価格で買うのがアホらしくなるような原材料もあります。

一般消費者には、言っちゃダメよ(^_-)